体験!キムチ作り(のお手伝い)
ソウル通信員:Kay
 韓国といえば、「キムチ」!
 韓国の11月末から12月初めの季節は「キムジャン」といって、 白菜が出回らない冬の間の保存食として、キムチを山のように作る時期。このごろなんだか、八百屋さんの前を通ると、いつもに増してすごい量の白菜だの大根だのが積み上げられていると思ったら、そういうわけだったんですねぇ・・・。 先日、韓国人の友人のおうちに「キムジャン」のお手伝い(助手??下働き?)に行ってまいりましたので、今回はそのお話を。
 私が友人宅に行ったときにはすでに、前日から塩漬けしておいた大量の白菜(20個分く らいあったかなぁ?もっとかも?)が水に浸され、直径1メートルくらいのたらいには大根の千切りが溢れかえっていました。他にも数種類の野菜が、5センチほどに切られた状態で同じ大きさのたらいにこんもりと盛られています。
  これ以外の材料として生の桜海老が2種類(塩味のものとそうでないもの)、にんにくと しょうがをつぶした(おろした?)もの、あら塩、唐辛子粉、得体の知れない調味料(豆を煮てどうのこうのという説明を聞いたのだが見た目には醤油か濃縮だしのようだった)…。あとは思い出せない(汗)。
 これら副材料の量も半端じゃありません。たとえば、唐辛子は「何キロあるんだろう??」と思ってしまったほど。想像できない方は、日本のスーパーの大きい袋いっぱいに入った唐辛子の粉を想像していただければちょうどいいと思います(笑)。 白菜以外の材料と調味料を「風呂釜か?」というような大きなたらいに全部突っ込んで混ぜ合わせ、キムチの素の完成。このキムチの素で、白菜だけでなく、カクトゥギ(大根の角切りキムチ)なんかも作ってました。残ったキムチの素の中に梨と栗(生)を太目の千切りにして混ぜ合わせ、さらに生牡蠣もいれちゃったりして・・・。この、豪華なキムチの素で作った白菜の浅漬けやポッサム(白菜で、豚肉とキムチの素をくるんで食べる料理)も、また絶品! ポッサムはこのキムジャンのときにしか食べられない季節限定の料理です。
 朝7時から夜10時までの重労働でしたが、「これを毎年やってる韓国のお母さんたちはえらい!」と、脱帽してしまった1日でした。
(参)この日体験したキムチの作り方の詳細は、ホームページMoonlight Kidsに掲載されています。
上は美しく、下は汚い、これなーんだ?
パリ通信員:Tomoko Oka
上を見上げれば美しいパリ。
 しかし、上を向いて歩く余裕がないというのが悲しい現状なのだ。シャンゼリゼ通りなどの観光地では、景色をのんびりと眺めているとスリに遭う。パリの穴場レストランを散策、などと街を闊歩するなら、「あら素敵な建築」などと上を見上げた瞬間に、犬の落し物を踏んでしまう。パリの街は、それはそれは汚いのである。
 以前バスに乗り、街並みを眺めてみて、建物のあまりの美しさに驚いたことがある。これまで私は何を見ていたのだ、と。でも、徒歩や地下鉄で移動していると、常に足元に気をつけなくてはならない。地下鉄のホームから線路のあたりを凝視していると、ねずみが横切ることもあるし、特に街を歩いているときには、人をよけると同時に、犬の糞、紙くず、食べかす、歩道脇から湧き出る水、得体の知れない物質などなど、数えきれないほどの避けるべきものに出くわす。景色を見る暇なんてないのだ。
 これまで、人気の少ない通りで人間様の大きな落し物や、公衆便所の外壁に残った立ちしょんの跡、ゴミ箱の真横に広がった吐しゃ物(ゴミ箱にはかすりもしていない!)など、理解できないものをたくさん見た。それもこれも、フランス人の「ゴミ」に対する意識の低さ(違い?)からくるものなのだろう。
 最近、衛生管理に関する法律が改正され、犬の糞を拾わなかった飼い主や立ちしょんをした者にも罰金が課せられることになった。最低183ユーロと、結構な金額だ。しかし、私の周りのフランス人は、「犬の糞は拾わなくても土になる。だったら、タバコのポイ捨てを取り締まるべきだ。僕は犬の糞は拾わないぞ!」などと言っている。確かに、タバコの吸殻の方が、環境には悪い。千代田区を見習うべきか?でも、アスファルトの上に鎮座した犬の糞が、土に返るとも思えないのだが…。
 家庭から出るゴミの分別にも驚かされる。これまでは、燃えるゴミも燃えないゴミも、生ゴミも粗大ゴミも、「全てまとめてポイ!」だった。しかし、これまた最近、パリでようやく家庭ゴミの分別が始まった。といっても3種分別のみ。ワインの空き瓶などのビン類は白いふたのゴミ箱に、黄色いふたのゴミ箱にはプラスチック、紙ごみ、ダンボールなどリサイクル出来そうなゴミを何でも放り込み、その他のよく分からないものは緑のゴミ箱に入れちゃってください、という至ってシンプルなもの。徹底ぶりは聞かないでください。「よく分からないものは緑のゴミ箱へ」なのですから、今までと変わらず、緑のゴミ箱ばかりがあふれかえっているわけ。
 パリ市は「街の衛生、それはみんなの問題です」なんていうパンフレットを配布するようになり、ようやく行政側が事の重大さに気づき始めた。でも、パリの美しい街並みを眺めながらお散歩できる日は、まだまだ夢のようです。
 
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