おかあちゃんの味を思い出していただきま〜す!!
ほかほかコロッケの美味しいお店
 
朝夕冷え込んで、本格的に秋に突入のこの季節。さびしいな〜人恋しいな〜。
こんな時は、ふるさとのおかあちゃんの味を思い出してコロッケなどを食べてみたくなるものです。そこで今回は、じゃがいもをいっぱい使ったコロッケの美味しいお店をご紹介します!
 
日本が恋しくなった時には…
北の家 Guu with Garlic
夕暮れ時のRobson St. 、人だかりのできた賑やかな一角がある。『北の家Guu with Garlic』だ。
毎日長い行列のできるこのお店。どんなに待ち時間が長くとも、充分待つだけの価値がある和風居酒屋だ。
ほっと一息つきたくなったら、出かけてみてはいかが?

威勢のよい掛け声が飛び交う店内
 店内に一歩足を踏み入れると、日本にいるのではないかと錯覚してしまうような雰囲気がこのお店にはある。威勢のいいスタッフたちの「いらっしゃいませ」を皮切りに、店内を飛び交う言葉はすべて日本語! さらにお座敷や、味のある手書きのメニューなど、何もかもが日本を懐かしく思い出させる。メニューもすべて店長のミノルさんが毎日手書きをしているそうだ。そして、このお店のコンセプトはズバリ、元気! 「料理はもちろんのこと、楽しさや元気をお客さんに提供していきたい」とミノルさんは語る。実際、何度も足を運ぶ常連のお客さんが多く、元気を分けてもらいたいと、スタッフと話し込むこともあるのだとか。週末はそういったお客さんがたくさんやってくるので、予約を入れておいた方が無難。

お酒も飲みたくなっちゃうものばかり
 カナダではお目にかかることの少ないお酒も、こちらに行けば飲むことができる。例えば、『生しぼり割(生オレンジ、生グレープフルーツ+ウォッカ、ソーダ、カシス、カンパリ』(各$5.50)。その場で自分で果物を搾って飲むのだが、適度に果肉が入り、果汁とウォッカがイイ感じで混ざり合っていて本当にオイシイ! 『カルピスソーダ割り』(各$4.50)や『チューハイ』(各$4.50)なども人気があるとのこと。

とろ〜りとろけるシーフードのくりーむコロッケ
 さて、今回のお目当ては『シーフードのくりーむコロッケ』($5.80)。エビ、イカ、カニ、ホタテが入っており、カラッとキツネ色に揚げられたこのコロッケは、見た目にも食欲をそそる一品だ。箸を入れると温かい湯気が立ち上り、一口食べると口の中でとろけるよう。「このメニューはスペシャルメニューのひとつで、とても人気が高いので、売切れてしまったときにはご勘弁を!」とミノルさん。その他にも定番メニューとしてサクッと軽く揚げられた『とりとコーンの洋風コロッケ』($4.00)や、ゆで卵が丸ごと入った『かぼちゃのまんまるコロッケ』($3.60)がある。どちらも一工夫あってとてもおいしい。ちなみに、姉妹店の『北の家Guu Thurlow店』には、懐かしい味の『昔ながらのミートコロッケ』($3.80)があるとのことだ。
 また、9月中旬に3号店『北の家Guu with 男前』がガスタウンにオープンする予定。そちらは今までの2店舗とは少々趣が異なり、大人の雰囲気の漂うお店になる予定だとか。これからも、ますます『北の家Guu』から目が離せない!

@ソースの上にマヨネーズで描かれた文字もお見事!!
A 素朴さが懐かしい『とりとコーンの洋風コロッケ』($4.00)。
B 日本を思い出すような座席。 

DATA
北の家 Guu with Garlic
1698 Robson St. Vancouver, BC
V6G 1C7
604-685-8678
17:30〜24:00 年中無休
お店のスタッフから一言
バンクーバーに暮らしていて、ふと日本が恋しくなったときにはぜひ足を運んでみてください。元気なスタッフが皆さんをお待ちしています。

ヒロミさん(左)
ナツオさん(中央)
サヨさん(右)

 
これぞ本物!“お袋の味”なだけじゃない
めしや八べい
HACHIBEI JAPANESE RESTAURANT
Cambie St.から西へ。のどかな住宅街のW. 16th Ave.沿い、Willow St.との角。街路樹の隙間から
白地に赤文字の看板がひょっこりと覗く。近づいてみると赤ちょうちんに紺ののれん。その素朴なたたずまい同様、
昔ながらの純粋な日本の味、あの懐かしいお袋の味を堪能できるのがここ『めしや八べい』だ。

何度でも通いたくなる定食屋
 「だからね、しょっちゅう電話がかかってくるんだよ。『お店の場所はどこですか?』ってさ」とオーナーの福原さん。探し回ってでも食べたくなってしまうのは、このお店が“ほんとうの味”を提供している証。こぢんまりとした店内はいつもお客さんでいっぱいだ。福原さん曰く、「ほとんどは常連さん」で、日本人はもちろん、週2、3度訪れるカナダ人の老夫婦や「家族の夕食に」とテイクアウトしていく中国人の奥様などなど。『めしや八べい』は、国境も人種も年齢も超えて、みんなに愛されている人気のお店なのだ。
 定番の『鯖の塩焼き定食』($12)や『親子丼』($6.25)、地元の人に人気の『ベジタブルコンボ』($9.50)、『ヘルシーコンボ』($9.75)など、挑戦したくなるメニューが盛りだくさん。お持ち帰りもOK(煮魚は入れ物持参)。

サクサク、ほくほくの手づくりコロッケ
 『コロッケ定食』($8.25)は、コロッケが3つに、たっぷりのグリーンサラダ、ご飯、味噌汁、お漬け物のセット。コロッケはビーフ、サーモン、野菜の3種類で、組み合わせは自由。早速コロッケにかぶりつくと、サクッとした歯ごたえ、ほくほくとした食感、身体にしっくりと馴染む風味に、「わーい」「おいしー」「なつかしー」を連発。ビーフコロッケは軽い口あたりでいくらでも食べられそうだし、しっとりしたサーモンコロッケには思わずにんまりしてしまう。野菜コロッケのもっちりとした噛みごたえも捨てがたい。お腹の辺りにほっかりと広がる日本の味…えも言われず幸せだ。
 油揚げ、もやし、シイタケ、玉ねぎ、ニンジンなどの野菜がどっさり入った人気メニューのひとつ『田舎汁』($3.45)は、食べたとたんに細胞のひとつひとつが喜んで、ぐんぐん元気になっていく。正しいものをしっかり食べたという感じ。「コレ目当てで来る常連さんも多いんだ」という福原さんの言葉にも納得。

『めしや八べい』の隠し味
 「人気? 秘密? 特別なことは何もしてないよ。材料だって当り前のもの。じゃがいもに玉ねぎ、塩、コショウ…」福原さんはさっぱりと笑い、隠し味は「愛情」と福原さんの奥様も笑う。
 そんな職人気質な福原さんと、気さくな奥様。飾らないご夫婦がつくる料理は、どれもが懐かしくやさしい口あたり、堅実で素直な味がする。ただの“お袋の味”だけじゃない。昔気質な“親父の味”と、そこから醸しだされる安心感が加わり、舌から、心から、身体から、にっこりできてしまう。きっとこれこそが、ほんとうの“隠し味”なんだろう。
 骨までほっとほぐれてしまうようなこの温かさは、これからの寒い季節にも、日本が恋しいあなたにも、頼もしい味方だね。

@ボリュームいっぱいの『コロッケ定食』。 
Aこれが噂の『田舎汁』。プラス50セントで昆布出汁に、プラス1.95ドルでセットメニューの味噌汁をこの『田舎汁』にしてもらえる! 
B心が和む日本情緒たっぷりの店内。

DATA
めしや八べい
HACHIBEI JAPANESE RESTAURANT
778 West 16th Ave. Vancouver, BC V5C 1S7
604-879-3357
ランチ  月〜金 12:00-15:00
ディナー 月〜土 17:00-21:30
日・祝 定休
ダウンタウンから15番のバスで約15分。Cambie St.×W. 16th Ave.で下車、徒歩約5分。
お店のスタッフから一言
今後ともよろしくお願いします。いつでも気軽にいらっしゃってください。
 
オシャレなお店で落ち着いたひと時を…
Bistro 酒菜
個性と斬新さがウリのイエールタウン。
アーティスティックな感性を持つ人々が好んで集まるオシャレなこのエリアに『Bistro 酒菜』はある。
和と洋が巧みにブレンドされたお料理と雰囲気を味わいながら、
ゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかが?

落ち着いた雰囲気の漂う店内
 和と洋のテイストがほどよくブレンドされたこのお店。辛めの日本酒がズラリと棚に並んでいるのもなかなか小粋だ。落ち着いた大人のお客さんが多く、どちらかといえばカップルや静かに語り合いたい人向けのレストランだ。高い天井が開放的な店内と、テラスに広がるパティオのどちらに座っていても居心地が良い。ご近所のレストランのシェフや、K-1の選手、ホッケーの選手もお忍びで訪れるというから味のほうも期待できる。

見た目も美しい料理の数々!!
こちらのお店のコンセプトは「他のジャパレスにはない、日本食とフレンチ・洋食をミックスさせた創作料理を提供すること」である。日本料理とフレンチがベースというだけあり、お皿に盛られた料理の美しさはまさに芸術! 食べてしまうのがもったいないほどだ。
 目で楽しんだあとは、お味の方をじっくり堪能。『枝豆チーズ』($5.50)はつぶした枝豆にチーズを練りこんで、海苔で包み、串に刺して、油でカラッと揚げたもの。サルサソースをつけて食べる。お酒が進む一品だ。その他にも日本人好みのものとして、『まぐろと鮭の磯部揚げ』($8.95)や『鳥ささみわさび風天ぷら』($6.25)など、懐かしいテイストの料理が並ぶ。

メニューにあったらラッキーなスペシャルコロッケ!!
 スペシャルメニューの中から出していただいた『シーフードクリームコロッケ』($8.50)は、かわいらしく盛りつけられ見るものの目を楽しませてくれる。カラリと揚げられた衣と、カレー風味に仕上げられた具がマッチしていて、お酒にも本当によく合う。こちらのお店のスペシャルメニューは、その日によって異なるため、このコロッケに出会えたあなたはラッキーかもしれない! また、コロッケの中身はシェフがその日の食材をみて決めるので、何通りもの楽しみ方ができるのも嬉しい。
 オシャレにお酒を楽しみたいときは、ぜひイエールタウンの『Bistro 酒菜』で過ごしてみては?

@かわいらしい『シーフードクリームコロッケ』($8.50)  
Aお酒が欲しくなる『枝豆チーズ』($5.50)
B明るく開放的な店内。

DATA
Bistro 酒菜
1123 Mainland St. Vancouver, BC
V6B 2S2
604-633-1280 
ランチ  11:30〜15:00(月〜金)
ディナー 5:00〜22:00(月〜木)
5:00〜23:00(金・土)
日・祝 定休
お店のスタッフから一言
落ち着いた大人の雰囲気の中で、酒菜のオリジナルディッシュを楽しんでください!!

シェフの大塚さん
 
毎日通いたくなるような、街の洋食屋さん
Orange Club Cafe
毎日食べても飽きのこない料理を提供する『Orange Club Cafe』。
地元に密着した北米料理店で、カナダに住んで22年の日本人オーナーが作るコロッケ料理とは? 
アットホームな雰囲気漂うお店に、フレンドリーなウエイトレス。
あなたもぜひ一度訪れてみてはいかが?

常連のお客さんはカナディアン
 ノースバンクーバーのメインストリートLonsdale Ave.に店を構える『Orange Club Cafe』。カフェと聞いて店内に入ったものの、どこからどう見ても立派なレストラン!! カフェと名付けたのは、気軽に毎日食べられる料理をみんなに提供したかったからだという。
 11年前にオープンしたという店の内装は清潔感に溢れ、とても落ち着いた雰囲気。常連客のほとんどは、ご近所に住んでいるカナダ人の老夫婦なのだとか。奇をてらわない料理が地元の人を惹き付けるゆえんなのだろう。

スペシャルメニューのコロッケ
 今回のテーマはコロッケ。「うちのコロッケはメニューに載ってないんだけど、どこで調べてきたの?」と、オーナーのヒロさん。このお店では日替わりランチとして毎週金曜日にコロッケ料理を食べることができる。『Grilled breast of chicken with mushroom sauce & breaded potato-corn-cakes』($6.95)は、コーンコロッケの上にチキン、そしてマッシュルームのデミグラスソースがトローっとかかっていて、なんともゴージャス。えっ、これってディナーメニューなんじゃないの?と思ってしまったほど。チキンはとても柔らかく、コロッケとのコンビネーションも抜群!!
 また『Shrimp salad croissant』($6.95)もこの店の人気商品。クロワッサンの甘みと、中にサンドされたシュリンプ、トマト、キュウリが絶妙に混ざり合って、う〜ん、言葉にするのは難しいほどウマイ!! ぜひ一度ご賞味あれ。

安い値段で料理を提供!!
 毎日変わるスペシャルランチも5.95ドル〜と格安で、メニュー内容を聞いて毎日通いたくなってしまったのだが、ここはノースバンクーバー…。なぜダウンタウンに店を出してくれなかったんですか?と尋ねると「安い値段で料理を提供したかったんですよね。ダウンタウンは地価が高いから、どうしても値段が高くなっちゃうでしょ」と。とっても気さくなヒロさんのその笑顔から、お客さんに対する優しさがにじみ出ていて、リピーターのお客さんが多いというのも納得!! 毎月変わるディナースペシャルも6.95ドル〜と、とてもリーズナブルなので、ノースバンクーバーに来た際にはぜひ立ち寄ってみて欲しい。

@今回出していただいたコロッケ料理。メロンとオレンジも付いています。
Aこのクロワッサンサンドはディナーメニューにもあるので、学校帰りにでもふらっと立ち寄って、さくっと食べてみて。
B店内にはクラッシックミュージックが流れていて、なんともムーディー。リラックスできること間違いなし。

DATA
Orange Club Cafe
1440 Lonsdale Ave. North Vancouver, BC V7M 2J1
604-986-6272
ランチ  火〜土 11:30-15:00
ディナー 火〜水 17:00-20:30
      木〜土 17:00-21:00
日・月・祝 定休
N.Vanシーバスターミナルより229、230番のバスで約10分。DTのGeorgia St.から240番のバスで約25分。
お店のスタッフから一言
ノースバンクーバーに来られた時はいつでも、ふらりと寄ってください。そんなに肩のこるようなお店ではないので…(笑)。

オーナーのヨシヒロさん(左)と奥様のカズコさん