普通のビールに飽きちゃった〜
Breweryのオリジナル・ビール!!
 
 晴天の続く暑い夏。こんな時は喉ごし爽やかにビールをぐぐいっ!と飲みたいもの。ブリュワリーと呼ばれるビールの醸造所には、そこで作られたオリジナル・ビールが飲めるパブを併設している所がある。出されるお料理もなかなかのもの。自分のお気に入りのビールを探しに、Let's Go !!
 
ドイツ仕込みの本格地ビール
Dockside
 グランビルアイランドは、観光客から巷のヤッピーたちまで集うスポットとして知られているけれども、地ビールのメッカとしても有名。その中で、特に異彩を放っているのが、今回紹介する『Dockside』だ。当り障りのない普通のビールに飽きたというビール・フリークに、ぜひとも紹介したい穴場ブリュワリーだ。

ホテルの中なのに!?
 『Dockside』は、グランビルアイランド・ホテルの1階に入っているレストラン・ブリュワリーパブ。ホテルの中と聞くと、とてもフォーマルな感じがするかもしれないけれど、とっても気軽に入ることの出来る、カジュアルなレストラン・パブだ。
 まず、店内がすごく開放的。入ってすぐに目に入るのが広々としたパティオ。180席もあるパティオにはパラソルはもちろん、ヒーターまで用意されていて、ちょっと肌寒い夜でも、外の空気を楽しむことが出来る。店内のレストラン、バー、パブ、すべてのスペースがオーシャンビューになっていて、フォールスクリークの景色を観ながらビールを楽しむことが出来る。

ドイツ・マイスターの心意気!
 そして、そのビールがまたスゴイ。ここではドイツ人ブリュワーのピーターさんが一手に任されて作っているのだが、彼は世界を股にかけた、まさにビール作り職人なのだ。今回は彼が醸造したビールのうち、6種類をテイスティング出来る『Sample of 6』($12)を試してみた。これはライト、ダーク、ピルスナー、スタウト、ヘフェウェイゼン、ペールエールがテイスティング出来る人気のメニュー。
 味のほうはまさに通好みで、特徴的なのはダークの味の深さ。ローストされたモルツの風味が失われず、しっかりとフレーバーを楽しませてくれる。 また、ピルスナー、ペールエール、といったスタンダードどころもドイツの醸造傾向らしく非常にフルーティに仕上がっているのだが、ピーターさんの醸造技術の優れた点は、共通して味が深く、後味が例になくシャープというところではないだろうか。

カナディアンの料理だって心意気!
 ビールのお供も忘れちゃいけない。ここで登場したのは『Smoked Salmon Pizza』($13)と、『Kao Phat』($13)。
 ピザはモッツァレラチーズがとっても効いてる、クリーミーな味付け。『Kao Phat』はタイ風のシーフード・フライドライスで、エビやカニが入ってる。どちらも薄すぎず濃すぎない味付けで、ビールとの相性も抜群。
 キッチンはオープンになっていて、見た目にもとても楽しい雰囲気を味わえるはずだ。

@ 6種類のビールが楽しめる
A 味もさることながら、ボリューム満点のピッツァ
B カウンターの下は何と水槽

Dockside
1253 Johnston St. Granville Island
バスでの行き方
Granville St.から出ている#50(False Creek South)で、橋を渡ってから3つ目のバス亭で下車。
604-685-7070
年中無休
ブレックファスト:7:00 - 11:30
ランチ:11:30 - 17:00
ディナー:17:00 - 22:30
パブ:17:00 -

お店のスタッフから一言
シニア・マネージャーのワーンさん
日本人のお客さんも多いんですよ。ホテルの中にあるけど、とってもカジュアルなお店なので、みなさん気軽に来てくださいね。
 
こだわり抜いた約8種類の自家製ビールと一流シェフの料理
STEAMWORKS BREWING COMPANY
 バンクーバー発祥の地であるガスタウン。歴史ある建造物と、その異国情緒溢れる独特の雰囲気は、毎日世界中から来る旅行者を魅了し続ける。地理的にガスタウンの玄関とも言え、華やかなレンガ造りで歴史を感じさせるウォーターフロント駅。『STEAMWORKS』はそのお隣。そんな恵まれた環境に店を構えている。たまにはこういう雰囲気の中での美味しいビールと料理を味わいたい。

夜景も絶品
バンクーバー最高の場所で

 その芸術的な街並みから、映画やテレビの撮影場所としても有名なガスタウン。Water St. 沿いにはカフェ、店のエントランス側にはパティオも備え、店の雰囲気はデイタイムからナイトタイムまで様々な表情を見せてくれる。
 店内の造りはエレガントなホテルのロビーを連想させる。適度な空間の連続で、木目調のオブジェや敷居をうまく用いて、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出している。窓側の席を確保すれば、バラード入江やノースバンクーバーの夜景も一望できる。騒がしいパブや、暗いだけのバーに飽きてしまった人は、ここでまた新鮮な感覚を楽しむことができる。 

“自家製”
それはボトル詰めされていない
熱処理されていない

 オリジナルビールを楽しめるパブは数あれど、8種類も楽しめるところはなかなかないだろう。年間を通して5種類は固定。それに季節のビールが1〜3種類。1番人気で軽い口当たりの『Lions Gate Lager』に始まり、滑らかな口当たりの『Cascadia Cream Ale』、上品な香りの『Signature Pale Ale』、甘く香ばしい『Nirvana Nut Brown Ale』、日本のビールのように苦味のきいた『Empress India Pale Ale』。それに加え今の時季は、強く濃いダークビール『Heroica Oatmeal Stout』と、小麦がフルーティに変化する『skinny Tire Hefeweizen』、フレーザーバレー産のラズベリーをふんだんに使った『Frambozen』が楽しめる。(それぞれ$5.25〜5.50/16ozグラス)ビール好きな人もそうでない人も1度は試してみる価値大。至高のぜいたくな時を実感できるはずだ。

料理もビールに劣らず本格派
 食事を楽しみにくる人も多いという理由がよく解るほど、徹底してこだわり抜いた料理の数々。お馴染みの『calamari』($8.50) はフワフワの衣とプリプリのイカの食感が楽しい。それに特製サワークリームをたっぷりディップして食べる。少しお腹が空いていたら、ピザを注文。『classic pizza』($11.95)はオリーブとローストガーリックがクリスピータイプの生地に絶妙にマッチしている。ディナーなら『grilled salmon filet』($17.95)が 貴方の舌とお腹を満足させる。ほどよい味付けのサーモンは、日本料理にはない新しい感覚の美味しさを発見させる。どれもビールとの相性は抜群で、互いの味を引き立てあう。

@ひとつひとつに物語がある自家製ビール
Aビールのお供にピッタリの『 Calamari 』
B上品なサーモン味付けは要チェック!

STEAMWORKS BREWING COMPANY
375 Water St. Vancouver
604-689-2739
ランチ 平日: 11:30 - 14:30
週末: 11:30 - 15:30
ディナー 17:00 - 22:00
パブ 14:30 -
http://www.steamworks.com

お店のスタッフから一言
ベッドブリュワーのコンラド さん
くつろいで、冷たいものをどうぞ。
当店では気ままなリラックスタイムをお楽しみください。
 
伝統的なカナディアンスタイルのパブ
Yaletown Brewing Co.
 今話題のイエールタウンにある、ブリュワリーパブレストラン『Yaletown brewing Co.』は、イエールタウンがまだ倉庫ばかりだった頃にオープンした、この辺りでは第一号のブリュワリーパブ。以来ずっと人気を保ち続けている秘密は、その気取らない雰囲気にある。

イエールタウンで最も古いブリュワリーパブレストラン
 260席ある座席は(レストラン160席、パティオ100席)地元の人たちや観光客でいつもいっぱい。この界隈では老舗のパブというだけでなく、『Best brew pub in Canada』などの賞を数多く受賞していることからも、レベルの高さが伺える。また、パーティー会場としてもよく利用されていて、人数は10人から予約可能で、最大は200人までと幅広く対応してくれる。

飲みやすいオリジナルビール
 お店のオリジナルビールは全てオープン当初より9年間、ずっとイアンさんが手がけてきている。ライトビールで、口当たりも爽やかな『Harbor Light Lager』はもちろん、ローストした麦の風味を生かした『Frank's Nut Brown Ale』、そしてブリティッシュスタイルのビターな深みのある『Red Brick Bitter』など、個性的なテイストが楽しめつつも、総じてとても飲みやすい仕上がりだ。また、季節で変わる『Seasonal Beer』は、7月中旬から甘酸っぱい香りとカクテルのようなカラーの、ラズベリーフレーバー・ビールになっていて、これがとってもおしゃれ!「一番人気のビールはどれ?」とバーテンダーに尋ねると「やっぱりスタンダードなMainland LagerとIndian Arm Pale Aleかな?」との答えが。なお、オリジナルビールは全て1パイント$5.25である。

スパイス使いがとってもいい料理
 料理のほうは、5種類のメニューをテイスティング。まずは、人気メニューの『Indian Spiced Chicken』($15.99)。ハニーヨーグルトソースとカレースパイスという意外な組み合わせがチキンととてもマッチしている。BCサーモンを使った『Cedar Plank Wild BC Salmon』($17.99)はサーモン本来の味が生きていて、そこにピリッと胡椒の味が効いて美味。『Minced Chicken with lettuce Cups』($8.29)はヌードルのレタス包みとユニークで、使われているソースは日本の味噌を思わせる懐かしい味。他にもチーズのかかったコロッケ『Indian Spiced Potato Fritters』($5.99)や、ピリ辛ヌードル『Pan Fried Linguini』($13.99)なども、全体的にエスニック調で味付けがしっかりしていて、この店のさっぱりしたビールにとても良く合っている。

@左から『Raspberry Wheat』、『Harbour Light Lager』、『Frank's Nut Brown Ale』、『Hill's Special Wheat』($5.25/パイント、$3.75/グラス)
A撮影用に盛り付けられた5種類のお料理。どれも工夫のある自慢のメニューで、勿論ビールにもマッチ
B天気の良い日はガラス戸をとっぱらって、店内の席もオープンテラスの雰囲気に!

Yaletown Brewing Co.
1111 Mainland St.
(Hamilton & Helmcken)
604-681-2739 
日〜水 11:30 - 0:00
木〜土 11:30 -1:00

お店のスタッフから一言
ブリュワーのイアン・ヒルさん
パーティーをする際はぜひうちでどうぞ。また、日曜日はピザが半額で、ビールも値下げしています!
 
まさにビクトリアにこだわったブリュワリー
Spinnakers
 バンクーバーからフェリーでひと渡りのBC州のキャピタル、ビクトリアは英国情緒豊かな街。ということは、もちろんビールもパブも本格的ということだ。伝統的な本場の味と、ビクトリアならではのローカルな味のクロスオーバーを、ビール、料理、そして雰囲気すべての面で楽しめるブリューパブが、この『Spinnakers』だ!

静かな海岸のブリューパブ

 バンクーバーとビクトリアは、バスやフェリーを乗り継いで約4時間のご近所。でも、その表情はまったく違ったものになっている。モダンで今なお成長し続ける近代都市バンクーバーに対し、イギリス領時代の伝統を守り、豊かな自然と共存しているのがビクトリアという場所だ。
 『Spinnakers』は、そんなビクトリアのまさに中心、インナーハーバーの西岸に位置している。ダウンタウンからはそれほど遠くはなく、徒歩でも十分行くことが出来る場所にある。店は海岸線に面していて、建物も伝統的なイギリスのパブと、ベイサイドの瀟洒な感じをうまく取り入れたデザインだ。

ビクトリアの自然を丸カジリ!
 ビールはとてもトラディショナルなラインアップで、コクのある『Doc Hadfield Pale Ale』($5.50/pint)をはじめ、すっきりビターの『Nut Brown Ale』($5.60/pint)や、ドライな口当たりの『Indian Pale Ale』($5.85/pint)など、ブリティッシュ・スタイルのものを中心に、およそ30種類のビールを、季節と気候により、だいたい1日に9種類ほど出している。これらのビールは、このブリュワリーの中にある井戸から汲み上げられた水を使って作られているので、いつも新鮮! 深い伝統と、ビクトリアの自然が生み出した、新しいスタンダードと言ってもいいだろう。

それだけじゃないブリューパブ!?
 料理だってビールと同じくらいビクトリアにこだわってる。今回は『Oven Roasted Apricot & White Grace』($8)などのスターターを4種取材させていただいたが、どれもが凝った盛り付けで、芸術的。しかも、食材はビクトリアでとれる旬のものばかりを使用しているので、とてもみずみずしかったのが印象的だ。
 また、『Spinnakers』はビールの醸造だけじゃなく、モルトビネガーの醸造も行っている。もちろんレストランでも使われている。
 そしてお隣にゲストハウスまで構えている。とってもカワイイ建物で、しかもお手頃価格。『Spinnakers』で飲んで、食べて、そして泊まって、これでビクトリアの拠点は、キマリなのではないかな?

@伝統的な製法で作られる、自慢のビールたち 
Aズッキーニの香ばしいフレーバーがたまりません
Bビクトリアの季節の素材をふんだんに取り入れている

Spinnakers
308 Catherine St., Victoria
レストラン  250-386-2739
フリーダイヤル 1-877-838-2739
ゲストハウス  250-384-2739
ブレックファースト7:00 - 11:00   ランチ  11:00 - 16:00 ディナー   16:00 - 22:30 パブ 11:00 - 23:00   (祝日を除く) 年中無休
http://www.spinnakers.com

徒歩での行き方
ダウンタウンからJohnson St.を西に歩き、Johnson St. Bridgeを渡る。そこから道はEsquimalt St.となり、Catherine St.との交差点を左折。海側に下ると、右手にある。徒歩で約15分〜20分。

お店のスタッフから一言
パブの主人&インキーパーのポールさん
ビクトリアは、知る人ぞ知るグルメの街です。豊かな自然から作り出した、自慢のビールと料理を、ぜひ楽しみに来てください。