夏だからこそ
エスニック・カレーお国自慢!!
 
 カレーといえばインドが本場だが、他のアジア諸国にもカレーは定番料理。今回は本場インドのカレー他、マレーシア、シンガポール、タイのカレーをご紹介します。それぞれの特色が出ていて、カレーって世界共通の料理だと再認識!!
 暑い夏にこそ、ますます美味しいカレーを様々なテイストでお召し上がりください。
 
大人のカレーを優雅に堪能
Banana Leaf
蕉葉屋 MALAYSIAN CUISINE
 高温多湿という気候の中で暮らすマレーシアの人々の料理とは一体どんなものだろうか? お店に行けば、意外とお馴染みの料理名を通して、味だけでなく国の歴史や雰囲気を味わえる。ここで紹介するのは、そんな本格的レストランだ。

マレーシア料理とは何だろうか?
 ポルトガル料理からは魚に小麦粉と卵のころもをつけて揚げるテンプラ、インド料理からはスパイスとヨーグルト、中国料理からは味付けの方法や野菜の使い方などが伝わった。しかし、インド料理ほど辛いスパイスを使わないし、土地の産物を使ってマレー風中国料理にするなど、数々の工夫の結果、出来た料理が多い。

食べる前からドキドキ・ワクワク
 賑やかかつ、数々の有名レストランが立ち並び、非常にレベルの高い競争を繰り広げているW. Broadway 。その中でも一際目を引くのがここ Banana Leaf の黄色い看板と緑色の壁だ。その外観から、既に店内の雰囲気と居心地の良さを連想させる。
 1歩店内に足を踏み入れると、外観同様、凝った演出にドキドキ。大人向けのお洒落なセンスを感じさせる。BGMも、打楽器中心のオリエンタルなものが静かに流れ、これがまた店の雰囲気に絶妙にマッチしている。

侮れません食べるまでは
 カレーの本場インドの二番煎じと侮るなかれ。何故ならそれは各国からの良いところの集大成。そして、海産物が豊富なマレーシア。それはバンクーバーも一緒。というわけで、メニューにズラリと並ぶシーフード料理の数々。そこでやっぱりまず始めに紹介したいのは 「 Abundance of Seafood 」 ( $17.00 )。これに今回は 「 Assam Curry Sauce 」 をかけてもらう。この店の良いところは、シーフードに関しては、まず具を選び、そしてそれにマッチするソースを自分で選べるというもの。Hot & Tangyと表現されるこのソース。タマリンド(スパイスの一種)とココナッツクリームに、カレースパイスを加えて煮込むインド系マレーシア料理。辛さの中にもまろやかさとコクがある、完成された大人の料理だ。シーフードは左写真で確認できるように、かなりどっさり。ナスやオクラなどの野菜類も大きくて、素材の味が生きている。
 「Rending Beef Curry」 ( $9.95 )もおすすめカレーの1つ。ココナッツの香りのするグレービーソースの中で、柔らかく煮込まれた牛肉がたまらない。マレーシアでは祝い事や祭典の時に、これ無しでは考えられないという位ポピュラーなカレーだ。ここのカレー、種類はバラエティに富んでいるし、雰囲気も最高。「すぐにまた来たい」 そう感じさせるレストランだ。

@ ビーフを極限まで柔らかく煮込みます。
A シーフードがこんなに大漁に!?
B 明るい色使いの店内も落ち着いた大人の雰囲気。

Banana Leaf 
蕉葉屋 MALAYSIAN CUISINE
820 West Broadway, Vancouver
ダウンタウンより #9, #17 のバスで店前で下車。
604-731-6333
ランチ 月〜金 11:30 〜 14:30   土・日 12:00 〜 15:00
ディナー 毎日 17:00 〜 22:00
http://www.bananaleaf-vancouver.com
お洒落なホームページも必見!

お店のスタッフから一言
マネージャーのスコットさん(左)とジョアンヌさん
アジアが誇る本格的な伝統料理とサービスでお待ちしております。
 
インドネシアの「おふくろの味」が楽しめる!
Bali Restaurant
 カレーというとインドやタイを思い浮かべるが、南国の諸島インドネシアにもとってもおいしいカレーはたくさんある。このインドネシア出身のオーナーのアンジーさんが作るカレーは、まさに日本で言うところの「おふくろの味」。さあ、カナダに居ながらも南国発の温かい手作りの味を楽しもう!

インドネシアのカレーとは?
 カレーというと「スパイシー!」というイメージだけど、インドネシアのカレーは比較的マイルドでとっても食べやすい。香辛料などを含めたおよそ14種類の材料を使って辛さを調節し、独特のマイルドでクリーミーなカレーを作り出している。一番ベースになるのは、エビのすり身で作られた、インドネシア語で「terasi」というペースト。ちょっと見るとチョコレートにそっくり。でも匂いをかいでみると、エビ独特の香りが! そして、ココナッツも味の決め手となる重要な材料の1つ。このココナッツがマイルドな口当たりを作っている。その他、レモングラスや、キャンドルナッツ(白い豆)、ライムリーフ(葉)、カルダモンなど様々な材料が使われていて、中にはオーナーが、じきじきにインドネシアから取り寄せている材料もある。
絶品のチキンカレー
 まず、最初に食べたのは、『Nasi Kori Ayam』($6.95)。コロっとした、骨付きチキンと、とってもクリーミーなカレーとの組み合わせ。チキンはすごく柔らかくて味がしっかりしみこんでいてオイシイ!  カレーの部分は、ココナッツとエビのすり身が上手い具合にミックスされて、まったりとした舌触り! 次に出てきたのは『Roti Canay』($2.95)という、小麦粉で作られたパンにカレーのディップをつけて食べるというスタイルのもの。さらさらのカレーにちょっぴり油っこいRotiが良くマッチしている。カレーパンのインドネシアバージョンって感じ!? 最後に『Laksa AyamJr.』($6.95)というスープ。カレースープの中にライスヌードル、ゆでたまご、エビ、さかなのすり身、チキン、もやしなど数々の具が入っている。具の多さにびっくり! うーん、満足!

大使館の人をもうならせた腕前
 オーナーのアンジーさんは以前、14年にも渡ってオタワの大使館で働く人達のためにインドネシア料理を作っていたそう。その後バンクーバーに移ってしばらくしてアンジーさんの料理を食べた多くの人から、「お店を始めて欲しい!」という強い要望があり、3年前にこのレストランをオープンさせた。
 「お店で出しているメニューのほとんとが、伝統的なインドネシアの家庭料理です。地域によって特色があり、北スマトラや、西ジャバなどの家庭料理も楽しめます。スパイスはお好みによって量を調整するので辛いのが苦手な人も大丈夫!」とのこと。温かいアンジーさんの人柄が良く現れているカレー料理はやっぱりあったかい「お袋の味」だ。

@インドネシアのカレーパン『Roti Canai』 
Aココナッツが効いている『Nasi Kori Ayam』 
Bボリューム満点の『Laksa Ayam Jr.』

Bali Restaurant
1016 West Broadway, Vancouver
604-731-8281
月曜日―金曜日 11:30-14:30  17:30-21:30
土曜日―日曜日 17:30-21:30

お店のスタッフから一言
オーナーのティモさん
マイルド、ミディアム、ホットから好きな辛さを選んでくださいね。ご来店お待ちしています!
 
「今更、タイ・カレ−?」と思うことなかれ!
URBAN THAI BISTRO
 一口にタイ料理と言っても、タイの北と南そして西と東ではそれぞれ違った味わいがある。それらの異なった持ち味を引き出し混ぜ合わせ、個人の感性により選択できる味のア・ラ・カルトを創り出したレストランの「カレー」を今回ご紹介しよう

人気のある、赤と黄と緑色
 イエールタウンのHamilton通りにあるタイ風居酒屋「URBAN THAI」。パティオに隣接する入口から店内に入ると、数体の仏像と花が供えられている祭壇が衝立のように配置されていて、その奥に客席数150はあろうかと思われる天井の高いフロア−が広がっている。そこに並べられているテーブルのひとつに、評判の3種類のカレーが用意された。きりっとした面差しのタイ美人・マネージャーのジャブさんが、それらについて次のように説明をしてくれた。「ショウガやセリやニンニク、タマネギなどから取り出した薬味と数種類の香辛料を合わせたベースに、赤とうがらしを入れたのがレッド・カレー。グリーン・チリペッパーを加えたのがグリーン・カレー。ウコン(ショウガ科の多年草で根茎が黄色)で着色したのがイエロー・カレーです。すべてのカレーにはココナツミルクが配合されています。そして今ここにお出ししているのは、それらのチキン煮込み。どうぞお試しあれ」。

未知の味を発見できるアトリエ・ギャラリー
 お言葉に甘えて、まず赤からいただく。まろやかで甘酸っぱい香りが口に広がる。黄色は、ウコンの薬草味がココナツミルクで包み込まれた暖かい味。緑はクセのない新鮮な味付け。それぞれマイルドな辛さでコクもあるが、鶏肉にはグリーン・カレーが1番合っているような気がする。しかしこれはあくまで個人の嗜好による。「だからこそいろいろな素材との組み合わせをお試しのうえ、みなさまのお口に合った作品を探し出していただきたいのです」。とジャブさん。この店でカレーの具に使われているのは、鶏肉をはじめダック・ビーフ・ダチョウなど7種類ある。 値段は、ポークカレーの10.50ドルから魚の時価までと幅がある。またカレーは、サラダのドッレッシング、前菜やメインのソースとしても使われている。

スペシャルのオン・パレード
 席を立ったジャブさんが、パリッと揚げられたタイ風春巻($7.50/4pcs)を持って戻ってきた。一口かじる。ビールの最高の友になるだろう。「ビストロ」とあるだけに飲み物の種類も豊富だ。客の好みに応じ、オリジナルのカクテルも作ってくれる。また曜日により、割引されるスペシャルドリンクも替わる。
 月曜日から金曜日、午前11時30分〜午後3時までのランチスペシャルは単価11ドル相等の20品目が1品6.95ドルで提供される。週末の午後12時から午後3時までは、1人10.95ドルで食べ放題だ。

@少し高さのある器に入ったレッドカレーを真ん中に、左にグリーン、右にイエロー。
A喉ごしさわやかなタイビール「SINGHA」と春巻。
B赤レンガ敷きの舗装に適したオシャレな店構え

URBAN THAI BISTRO
1119 Hamilton St.
(Hamilton&Helmcken)
604 - 408‐77886 
年中無休(クリスマスの日以外)  11:00〜22:30
http://www.thaihouse.com

お店のスタッフから一言
マネージャーの Jiabさん
カレー以外にもいろいろ用意しています。ひと味ちがったタイ料理を存分にお楽しみあれ。
 
ガスタウンの雰囲気と伝統的インド料理を楽しむなら
Royal India Restaurant
 ガスタウンは、バンクーバー発祥の地。その歴史は1867年に英国人船員ギャッシー・ジャック・デイトンがこの地に質素なホテルと居酒屋を開業したことに始まる。そんな歴史在るガスタウンのシンボルの1つが蒸気時計台。今回紹介する「Royal India Restaurant」 はその向かいに位置する本格的インディアンレストランだ。

ガスタウンのセンター街?
 日中は世界中から多くの観光客が、そして夜は地元の若者達がパブやクラブを求めて集まり、昼夜を問わず賑わう街ガスタウン。その町の真ん中辺りに店を構える「Royal India Restaurant」。もちろん外観は他の建物と同様のレンガ造り。その歴史を感じさせる独特の雰囲気は異国情緒満点。
お好きなムードを選べます 
 店の半分はガラス張りの為、店内は開放的な雰囲気。客席には適度な日差しが差し込まれ、暖かく心地良い。窓際の席を確保すれば、食事しながら町並みを堪能できるし、その向こうには海だって見られるかもしれない。          
 店内の奥の方には、間接照明や観葉植物、様々な民族的装飾によって飾られた雰囲気良いプライベート空間も設けてある。静かに流れるインディアンミュージックも実に良い。

伝統的料理へのこだわり クラシック & トラディショナル
 今回まず始めに紹介したいのは、インドの代表的な料理 「Tandoori Chicken 」( $12.95 )だ。タンドリーチキンとは、各種香辛料とヨーグルトを混ぜ合わせた中にチキンを漬け込み、 タンドールと呼ばれるかまどで焼いたもの。ナイフで程良い大きさに切り分けたら、躊躇せずにかぶりつきたい。ジューシーな肉汁とスパイス & ヨーグルトのハーモニーが口の中でパラダイス!
 そして次に、欲張りな貴方に超お薦めなのが 「Royal Dinner 」($20.95)だ。肉系カレーと「Alu Matter 」というグリーンピースのカレー、タンドリーチキン、スープ、デザート、ナン、食後のドリンクも付いてくるという豪華版。これを注文すれば、一気にインド料理通になれること請け合いだ。
 カレーというと和風のカレーライスのようなものばかりを連想するかもしれないが、メニューは肉やシーフード、野菜といった具別に分けてあり、それらをカレーソースで楽しむというもの。その中でも人気なのは、自慢の濃厚なソースで煮込んだ 「Chicken Curry 」、「Lamb Curry」や、スパイスがほどよく利いた「Beef Curry」( 全て $10.95 ) どれも柔らかく煮込まれた肉がどっさり。本格的な味が楽しめる。

楽しみは盛り沢山
 多くの料理を楽しみたいなら、数人で行くことをお薦め。上記の他には、同じく自慢の濃厚ソースといただく「Lamb and Roganghosh」($12.95 ) やホットなカレーソースを使った「Beef Vindaloo」($10.95)などが人気。デザートには、「Rasmalai 」($3.95)を忘れずに。香りの良い練乳の中に自家製チーズボール。初めての食感に満足すること間違いなし。

@インド料理を知り尽くしたいならぜひ! 
A店一番の人気、タンドリーチキン 
Bお皿より大きな香ばしいナンブレッド!

Royal India Restaurant
#200-332 Water St., Vancouver
 604-662-8585
毎日 11:00 〜 23:00
ランチ: 月〜金 11:00 〜 14:30
(祝日を除く)

お店のスタッフから一言
マネージャーのGurvinderさん
お店は蒸気時計の前にあります。
バンクーバー最高の場所で、素敵な料理でお待ちしています。