混ぜてー混ぜてー、食べちゃって!
「バンクーバーでビビンバ三昧」
 日本で韓国料理といえば「焼肉」「キムチ」と並んで有名な「ビビンバ」。本場韓国では「ビビムパップ」と発音されるとか。でもビビムが「混ぜる」、パップが「ご飯」という意味なのは知ってた? つまり、ビビンバは韓国の「混ぜご飯」。フムフムなるほど…。さぁ予習はこれくらいにしておいて、レッツ、ビビム!
 
本場の味で韓国人留学生に大人気!
Darakbang
 Robson St. を西に向かってずっーと歩いていくと、左手にロブソン・パブリックマーケットが見えてくる。『Darakbang』は、その2階のフードコート内にある。Darakbangとは、韓国語で「屋根裏」のこと。その「屋根裏」、人気の秘密とは?
 
なんとご飯はおかわり自由!
 ロブソン・パブリックマーケットのフードコート内には4、5軒のお食事処がある。「うまい!」と評判の韓国料理はどこかいな〜と探してみると、看板に「韓食・日食」と書かれたお店を発見。Darakbangとは書かれていないので、くれぐれも必死になって店名を探さないように…。
 ここへ腹ごしらえに来るのは、食欲旺盛な韓国人学生をはじめ、韓国系エアラインのクルーなど。リピーターが90%を占めるそうだ。取材中に出会った韓国人の学生さんにこの店の魅力を尋ねると、「どこの店よりもうまいし、安い。ご飯のおかわり自由っていうのも貧乏学生にはうれしいよ」とのこと。「え〜っ! ご飯のおかわり自由〜?」とちょっと驚き。
 もっと深い真相を知るために、今度はオーナー兼料理担当のトゥリッサさんに聞いてみる。「魅力?いくつかあるけど、私はMSG(化学調味料)を料理に使うのは嫌なのよ。だからウチのメニューには決して入れない。体に悪いからね。それからお肉だって体のことを考えて脂と皮は全部取り除いているのよ」。これにも驚き!
コチュジャンソースは甘くしません
「まずは食べてみてくださいな。そうしたら、分かってもらえると思うよ」と、キッチンに戻っていったトゥリッサさん。5分もしないうちに『石焼ビビンバ』(キムチ付き、$8.88)を持ってきてくれた。すぐ目に入ったのが牛肉。話してくれたとおり、脂を取り除いた「リーンミート」になっている。うーん確かに体に良さそう。
 大根の細切りキムチ、ズッキーニ、もやし、卵を自家製コチュジャンソースでかき混ぜて、一気にかきこむ。「カナダ人や日本人の口に合わせてソースの味を多少甘めにしているお店が多い中、ウチは韓国の味を変えていないのよ」という言葉どおり、その自家製コチュジャンは辛さがストレートに伝わってくる。野菜の新鮮さの理由は、毎日マーケット1階の八百屋さんから鮮度一番の野菜を仕入れているから。「お客さんの舌は騙せません」なるほど(頷)。
定食メニューも人気です
 石焼ビビンバの他にも、『キムチ・チゲ・ペッパン』(キムチスープ定食。ご飯と3種類のキムチ付、$6.55)や、『ブルコギ・ペッパン』(ブルコギ定食。ご飯と3種類のキムチ付、$8.42)が人気メニュー。
「料理上手な母の味を再現しているのよ、ここで」。日夜おいしくて体に良い物を作るための研究に余念がないトゥリッサさん、それは料理上手なお母さんがいるからこそ。彼女は、韓国から遠く離れて暮らす学生の良き相談役にもなっている。
「自分で納得のいかないものは絶対に店頭のメニューに加えない」という彼女の石焼ビビンバは、あなたのチェックリストに加える価値あり。
「朝食、日食」のサインが目印
「リーン」の牛肉が自慢の『石焼ビビンバ』
 
Darakbang
住 #202-1610 Robson St., Vancouver
電 604-683-9105
営 毎日 10:00〜21:00
お店のスタッフから一言!
オーナーのトゥリッサさん
「Darakbang(屋根裏)で、ゆっくりでくつろいでくださいね!」
 
 
お袋の味だよ、おっかさ〜ん!
house of tofu soup
 Kingsway界隈には、多くの韓国料理レストランがあり、あちらこちらでハングル文字の看板が目につく。その中でも、店構えは小さいながら、味が一際輝いているのが、ここ「house of tofu soup」だ。コリアン料理好きのOops!スタッフA君行きつけのお店を教えちゃおう!
 
アットホームな食堂といった雰囲気
 アジアの食堂とでも言おうか、懐かしい店構えのこのお店。いくつかの小さいお店が並ぶ建物の片隅にある。ここに夜な夜な多くのアジア人が集う。近所のおっさんも来る、赤ちゃん連れの若夫婦も来る。「やや、どうも」。知らない人にでも、つい挨拶をしたくなる店だ。オーナーのイー・スーウンさん(お父さん)とイー・サンスンさん(お母さん)は、バンクーバーに店を開いて10ヶ月。出身は本場韓国だが、以前はロサンゼルスで多くの人の舌を喜ばせていた。
どちらを選ぶ? 2つのビビンバ
「ビビンバは2種類あるんですよ」と、アシスタントのシンディーさん。日本に6年間住んでいただけあって彼女は日本語堪能。
 1つはジュージュー熱い『石焼ビビンバ』(Bibimbob $10.95)。注文を受けてからガス釜で15分温められたご飯に、ほうれん草、牛肉、しいたけ、ニンジン、豆もやし、ズッキーニ、卵を載せて、目の前でシャカシャカかき混ぜてくれる。
 もう1つは通常の『ビビンバ』(Trad. Rice + Bilimbob + Tofu soup $9.95)。「石焼ビビンバと違うところは、卵の代わりに豆腐が入っていて、具の上に釜で温めたご飯を載せて混ぜること。石焼ではないから、温度が熱すぎず食べやすいんですよ」。その通り、フーフー言って食べなくていいので猫舌の読者にはおすすめ。
 この通常のビビンバ最大の魅力は、釜に残ったご飯(おこげファンにはたまらない!)にお茶を注いでしばらく待つと、さっぱりとした「韓国風おじや」が出来上がっちゃうところ。アジア人に産まれてよかったな〜と思ってしまう瞬間。また、どちらを注文しても5〜6種類の小皿がつく。白菜キムチからはじまり、刺身スタイルの魚キムチがついてくることもある。
 ビビンバの他にも、エビ、貝、オイスター入りの『シーフード豆腐スープ』($8.40)で体を温めるのもいいし、『チジミ』(Pah Jun = Seafood Pancake $12.95)で韓国風お好み焼を堪能するのもいい。こちらはモチモチした食感と海鮮の具の取り合わせが最高。
あたたかいお袋の味
「オーナーのね、人がいいんですよ」というシンディーさんの言葉は、料理の味を通してよく分かる。これ、ほんと。料理はすべて、3人の息子を立派に育て上げた「お袋さん」であるサンスンさんが作っているだけあって、本当にあたたかいお袋の味がする。気持ちが料理に伝わるというのは本当だと思う。そんじょそこらの大きな韓国レストランでは、ちょっと味わえないんだよなあ、こういう味は…。そ〜か〜、そういうことか〜。このお店にちょこちょこ行っているOops!スタッフのA君も、きっと無意識にお袋の味を求めているんだな〜。
 
シンディーさんは日本語ペラペラ
普通の『ビビンバ』(上の2皿)は具にご飯を載せて混ぜる。下は『石焼〜』
「豆腐湯店」の文字が目印
『チジミ』(中央奥)などを頼めばご満腹になること請け合い
 
house of tofu soup
住 595 E. Broadway., Vancouver
電 604-708-9363
営 毎日11:00〜22:00
お店のスタッフから一言!
オーナーのイー・スーウンさん(右)と奥さんのサンスンさん
韓国版おふくろの味ですよ!
  
 
このお店抜きじゃー、話にならない!
JANG MO JIB EXPRESS
 JANG MO JIB(ジャンモッジ)ファンの皆様、お待たせしました!「このお店を取材しなけりゃー、韓国料理を語る資格はない」というファンの方もいらっしゃるのでは…。そこで今回は、3軒あるJANG MO JIBのうち、去年の11月にオープンしたばかりの、ダウンタウンRichards店をのぞいてみることにした。
 
留学生のランチにぴったりのロケーション
 「韓国料理とはどういうものなのか、他の国の人に知ってもらいたくてここバンク―バーにお店をオープンしたんだよ」とは、オーナーのチャールズさん。お兄さんのギルボンさんと一緒にお店を経営している。「もちろん、Good Price & Good Food でね!」
 Robson St.とKings Wayにもお店があるので、看板(「祖母屋」と書いてある)を見たことがある人も多いかもしれない。このRichards店周辺には、留学センターや語学学校が多いので、学生さんが口コミでやって来ることが多いとか。30人弱が座れる程度の店内は決して大きいとは言えないが、客足は途絶えることがない。食べ終わって席を立つ人がいたかと思うと、すぐにその席に座る人が来るといった具合に、とにかく回転率がいい。
ジャンモッジ版ビビンバもお試しあれ
 今回のテーマはビビンバということで、まず始めにいただいたのが『ビビンバ』(野菜と牛肉の混ぜご飯、$7.95)。豆もやし、ほうれん草、しいたけ、にんじん、牛肉、卵をごちゃごちゃに混ぜて、各テーブルに置いてあるコチュジャンソースを好きなだけかけて、「パクッ」。辛いもの好きのレポーターは調子に乗ってバンバンにソースをかけてしまったので、食べ終わる頃には顔がゆでタコのようになっていた(汗)。かなり辛めのソースに仕上がっているので、少しずつかけて味を調節しながら食べるのがいいかもしれない。それにしても、辛いもの好きにはたまらない味だ。
お鍋や麺類もおすすめ
 「あれなんだろう? おいしそうだな〜」。お店に入ったときに4人の学生さんが囲んでいたのを見て、どうしても気になっていたメニューが1つあった。食い意地を張って、「ビビンバが終わったら、あれも食べてみたいな〜」などとそれとなくオーナーのチャールズさんに聞いてみると、「あっ、あれ? 食べてみる? 今、持ってくるよ〜」と、うれしいお言葉。その名も、『カムジャタン』(Gam Ja Tahng 2人前$24.95)。骨付き豚肉と、ねぎ、野菜などの韓国式スパイシー鍋。この骨付き豚肉ときたら、ボリュームのすごいこと…。これはもう、かぶりつくしかない。う〜ん、骨に近い部分の肉は、なんとも柔らかい。先ほどの4人の学生さんも、この鍋のみをオーダーして、あとはご飯と一緒に食べていたっけ。他にも、ランチにぴったりな麺類『サルコギタンミヤン』(SAHLGOGEE DAHNG MYUN=薄切り牛肉とこしのあるメンのスープ、$7.95)や、『ブルコギ』(BOOL GO GEE=韓国式の牛肉の焼肉、$12.95)などがおすすめ。
 
学生たちが集まるRichards店
コチュジャンの量は慎重に調整しよう
気になるメニュー『カムジャタン』にも挑戦してみよう
 
JANG MO JIB EXPRESS
住 518 Richards St. Vancouver
電 604-688-0712
営 月〜金 7:00〜21:00
土  11:00〜20:00 日曜定休日
お店のスタッフから一言!
オーナーのチャールズさん
Kingsway店、Robson店と同様、こちらRichards店もよろしくお願いします!
 
 
韓国風居酒屋のビビンバにも注目!
Dan Sung Sa
 韓国風居酒屋に行ったことはあるかな? 韓国の雰囲気をそのままバンクーバーに持ってきたような居酒屋が去年の9月ダウンタウンにオープンした。友達との集まりにぴったりのこのお店を、じっくり紹介しちゃおう。
 
手作りのあたたかさは内装にも
 にぎやかなDavie St.から路地を1本入ったところにこのお店はある。ちょっと目立たない入口。そこに居酒屋があると知らなければ、おそらく通り過ぎてしまうような佇まいだ。店に入ると、60年代の韓国映画のポスターがあちらこちらに貼りめぐらされていて、そこはもう、「韓国風居酒屋」そのものだ。 
 「お店にあるテーブルはすべて、主人の手作りなんです。この壁も。家ではな〜んにもしない人なんだけど、いったんお店に入ると人が変わったようになるんです」と、オーナーの奥さんで若い美人妻のヘヨンさん。実際、オープン前の内装工事は、すべてご主人とお友達だけで9ヶ月もかけて行ったとか。その手の掛けようが、店内のあたたかい雰囲気につながっているのかもしれない。「とにかく、お客さんに楽しんでいってもらいたい。おいしいものを食べていってもらいたいという気持ち」とは、訪れる者にはうれしいお言葉。
飲んで食べて、韓国の味
 まず居酒屋大好き読者に真っ先に紹介したいのが、韓国のお酒。ちょっと強めの 『Cham Soju 』 ($14.95)と、女性に好まれるお酒『Bek Se Ju 』($14)。後者は韓国らしく、朝鮮人参、しょうがなどが入っているのだが、意外にもとても飲みやすい。
 そして、今回のテーマの『ビビンバ』($8.95)。なんとこちらのビビンバは「ゼンマイ入り」だ! 日本ではよく見かけたゼンマイも、ここカナダに住むようになるとなかなか目にしないもの。そのゼンマイがたっぷりと目の前に横たわっている姿には、ちょっと感動すら覚えてしまう。ボリュームもあるので、小食の女性なら2人で1つでも十分かも。
 「これも食べていってください。おいし〜ですよ〜」と次に運ばれてきたのは、『BBQ beef ribs 』(S $11.95、L $14.95)。特製ソースに半日漬け込まれた肉は、本場韓国の味。肉の柔らかさも忘れられない。『Joeygok』(Pork BBQ marinated with hop spicy sauce、$13.95) も、へヨンさんおすすめの一品。
読者にうれしい無料サービスも
 4月の下旬からメニューの価格がちょっと下がるのも、読者にはうれしいニュース。またOops!読者に限り、上記で述べたお酒を1本注文すると、『キムチパンケーキ』($4.95 相当)、または『Grilled Mackerel』(サバ、$7.95相当)が無料でついてくる! 「Oops!の記事、読みました。お酒1本くださ〜い」と言ってみて。うれしいサービス品をいただいて、さらにワーっと楽しもう!!
 
店内にはいつでも威勢のいい「コンべ!!(乾杯)」の声が
お酒の進むメニューの数々。
ゼンマイ入りビビンバはボリューム満点。
知る人ぞ知る隠れ家的住まいのお店
 
Dan Sung Sa
住 1221 Thurlow St., Vancouver
電 604-609-7095
営 月〜土 16:30〜26:00 
日 16:30〜24:00
お店のスタッフから一言!
オーナー夫人のへヨンさん
楽しんでもらえたら、うれしいです
 
 
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