“挟んで食べる”という発想は万国共通!?
「サンドイッチで世界探訪」
 イギリス発祥と言われるサンドイッチだけど、実は似たような食べ物は世界各地にある! 今回は、中近東風、ベトナム風、フランス風、イタリア風と、4つのスタイルのサンドイッチを集めてみました。各地の雰囲気を想像しながらガブリと食いつけば、バンクーバーにいながら世界周遊気分が味わえる!?
 
THEODORE'S CAFE
 
 エスニック料理が好きな人のあいだでも、最も人気の高い料理といわれているのが、中近東料理。その中近東のサンドイッチを「ファラフェル」という。ホームメイドのものが食べられるのが、この THEODORE’S   CAFEだ!
 
歴史の古いサンドイッチなのだ!
 各国の料理を楽しめるのが、ここバンクーバーの良いところ! もちろん、ファラフェルを売っているお店も何軒かあるが、そのうち価格もリーズナブルで味もグッドなお店といえば『THEODORE’S CAFE』だろう。場所はイエールタウン、お店はMainland St.から少し脇にそれたところにあるため少々分かりにくいが、立て看板が出ているのでそれを頼りにたどり着ける。外観・内装ともにさっぱりとしていて、20人ほどが座れる程度のアットホームな雰囲気のお店だ。
 「うちは、全部ホームメイドだよ!」と、マネージャーのフィアドーさん。自らが1日に何度も仕込みをしている。取材中も、大きなボールにドサッと素材をいれて、ギュッギュッと練り上げていた。
 まず知らない人のためにちょっと説明しておくと、この「フェラフェル」とはそもそもヒヨコ豆(チックピー)のコロッケのこと。また、このコロッケが入ったサンドイッチも「ファラフェル」と呼ばれる。これはユダヤを中心に広がった歴史の古いサンドイッチなのだとか。

体にやさしいのがうれしい
 こちらの『Falafel Sandwich』、お値段は3.95ドルとお安いのにかなりのボリューム。「ピタ」という直径20p程の丸くて平べったいパンに、トマトやキュウリなどの野菜をたっぷり詰め込む。さらに直径5pはあろうか思われるホームメイドのヒヨコ豆のコロッケ数個をゴロゴロと転がし込んで、白いソース(セサミオイル)やチリソースを流しこんでそのままかぶりつく。「自分1人のために料理するのは面倒だから、ついつい外食ばかりになってしまう」という人は、どうしても野菜不足になってしまいがち。そんな時、栄養価のとっても高いヒヨコ豆のコロッケとたっぷりの野菜が詰まっているというのはありがたい。ファラフェルは、体にもやさしいサンドイッチなのだ。

「ギャートルズの肉」が食べられる!?
 肉好きな人には『Shawarma Sandwich』($5.25)もおすすめ。鶏肉の薄切りを棒に巻きつけてローストして、外側から削ぎ切って野菜と一緒にピタに挟み込む。あるOops!スタッフの表現を借りれば、「昔のアニメ、ギャートルズに出てきたような肉塊を削ぎ切るところは必見」だとか。いずれのサンドイッチも、おいしく食べるコツは何といっても豪快にかぶりつく!ことかな。
 
少し隠れた場所なので立て看板を頼りにたどり着こう
肉汁がしたたる様子にはこちらもよだれが出そう

THEODORE'S CAFE
住 1078 Mainland St., Vancouver
電 604-808-6922 / 604-688-2214
営 月〜土 9:00 〜20:00
日曜定休日

お店のスタッフから一言!
「ボリュームがあるので、いっぱいお腹をすかせてきてください」

マネージャーのフィアドーさん
 
 
ベトナムサンドイッチなら、ぜったいここ〜
Asia Market Ltd.(亜洲市場)
 
 ベトナム語で『バン・ミッティッ』と呼ばれる、ベトナム風サンドイッチ。アジアンテイストの具と、サクッと軽いバゲットが見事にマッチした一品! その『バン・ミッティッ』がおいしいお店、これは聞かなきゃ絶対知らないはず…。今回は特別に、こっそり?教えちゃおう!
 
知らなきゃ見過ごす!? 隠れたお店
 そのお店はチャイナタウンの外れ、Main St.とE. Hastings St.の大きな交差点から東に少し歩いたところにある。店頭にはサンドイッチが売られていることを示す看板などない。
 実はこちら、ベトナムの雑貨屋兼食材店なのだ。野菜、肉、調味料やお菓子など、ベトナムのものを中心にアジア各国の食材が置かれている。が、肝心なおいしいベトナムサンドイッチを売っている気配がないぞ…。でもご心配なく。食材の棚を通り過ぎ、店の一番奥に、ありました!サンドイッチ・コーナー!  余計なものがすべて省かれ、まるで文化祭の模擬店のような雰囲気。これはおそらく、黄色い壁にシンプルな字で『Kim Saigon Sandwich』とだけ書いてあるからかもしれない。

人気は本場の味満載の2品
 サンドイッチを作ってくれる女性が、ベトナム出身のキムさん。そう、壁に書いてあったのが彼女の名前。家族で経営しているこのお店は、オープンして12年になるそうだ。
 サンドイッチの種類は、全部で6種類。人気は、『チキンサンドイッチ』と『ベジタリアン』だ。目の前のオーブンで1〜2分温められた20pほどのバゲットは、サックリとしていい香り。『チキンサンドイッチ』は、その温かいバゲットにパテをたっぷり塗り、鶏肉、タマネギ、ニンジンのなます、キュウリ、チリ、香菜を挟んで、最後にニョクマム(フィッシュソース)を振り掛けて出来上がり。初めてこのベトナム風サンドイッチを見る人は、「えっ、バゲットにニンジンとキュウリ〜?」と、ちょっと引いてしまうかもしれないが、いやはや、この組み合わせが抜群なのだ!一度口にしたら、もう一度足を運びたくなる味。
 『ベジタリアン』には、ニンジン、キュウリ、タマネギ、チリに加え、軽く油で揚げた春雨がたくさん詰まっている。ここでも決め手は、食欲をそそるニョクマム。20p級のサンドイッチも、この香りに吸い込まれあっという間に平らげられる。どのサンドイッチにも香菜が入ってくるが、苦手な人は作ってもらうときに抜いてもらおう。
 あ、大事なことを忘れてた! どのサンドイッチも、たったの2.25ドル。これはうれしい限り…(涙)。
 取材中も地元の中学生が5〜6人、学校帰りに買っていった。「おばさ〜ん、いつもの!」「あ、ミートボールは売れ切れよ」「それじゃ、チキン!!」「あいよ!」。アジアンテイスト好きで、お腹が空いている人は、行かなきゃソン、ソン!
 
食材の棚の横を通っていくと・・・↓
いい香りのあったかバゲットには様々な具が挟まれる
見た目は普通のグローサリー
ベトナム風サンドイッチのコーナーがある

Asia Market Ltd.(亜洲市場)
住 265 E.Hastings St., Vancouver
電 604-688-6824
営 毎日9:30〜18:00

お店のスタッフから一言
ベトナムの食材も手にはいります! ベトナム風サンドイッチを頬ばりながら、雑貨や食材も見てみて下さいね。

店員のキムさん
 
 
クレープ屋さんのおいしいフレンチサンドイッチ、知ってた?
CAFE CREPE
 
 ダウンタウンで行列のできる店の1つとして有名なこのお店は、フレンチスタイルのカフェ。お店の名前の通りクレープが看板商品だけど、実はフレンチスタイルのバゲットサンドイッチの他、パニーニやホットドッグもおいしいと評判!
 
外で食べるだけじゃもったいない
 ダウンタウンGranville St.のど真ん中にある『CAFE CREPE』は、前を通るとクレープを焼く甘い香りがふんわ〜りと漂ってくる。オーダーしたクレープを焼くところが外から見られるのも人気の理由の1つ。うっとり見とれてしまい、後ろに人が並んでいたのに気が付かない人もいるそうなので注意。自分が混雑の元にならないようにね(笑)!
 うすーい生地にダークチョコレートが手早く塗られ、パタパタと折りたたまれラップされたアツアツのクレープを店先で頬張れば…う〜ん、幸せいっぱい気分! 店の外でかぶりつくのもいいが、こちらはフレンチスタイルのカフェ、店内でゆっくりサンドイッチや飲み物をオーダーしてくつろぐのもいい。サンドイッチやクレープはカジュアルに食べるものというイメージがあるが、ここではフレンチスタイルに倣ってナイフとフォークで食べるというのがなかなかオシャレ。黒とチョコレートブラウンというシックな色でまとめられた店内では、高い天井にやさしい女性ボーカルの音楽なんかが響いていて、なかなか素敵な雰囲気。ゆったりとくつろげるソファも心地いい。

フレンチサンドイッチがおすすめ
 サンドイッチはフレンチスタイルのバゲットサンドイッチがおすすめ。『ハムとエメンタルチーズのサンドイッチ』($4.95)は、外がカリカリで中がふわふわモチモチのフランスパンに、ちょうどいい塩味の薄切りハムがたっぷり! エメンタルチーズもまろやかな味わいでおいしい。
 その他、『エッグサンド』 『チキンサンド』 『レタスとフェタチーズのサンド』 『サラミサンド』…などなど、シンプルだがおいしいサンドイッチが多数ある。「シンプルなものがおいしいというのは素材がいいという証拠」と自信をもって言い切るスタッフたち。「パンやクレープにもいい素材を使い、できたてを食べてもらう」というこだわりがこちらの人気の理由だろう。
 フランスパンのサンドイッチの他にパニーニもあり、『ハムとモツァレラチーズ』 『スパイシーサラミ』($4.95〜)などが大人気だとか。
 ランチタイムを過ぎるとサンドイッチ、ホットドッグはほとんどが売り切れてしまうので早めに行ったほうがいいよ!
 
外はカリカリ、中はモチモチのフランスパン。ぜひ試して欲しい食感だ
行列に参加するだけでなく、店内で食べるのもおすすめ

CAFE CREPE
住 874 Granville St., Vancouver
1032 Robson St.,と 2861 Granville St.
(12th Ave.と13th)にも店舗あり
電 604-806-0845 (874 Granville 店)
営 月〜金 8:00〜22:00
  土・日 8:00〜27:00

お店のスタッフから一言
これからツーリストが増えて忙しくなるな〜、みんなにおいしいものを食べてほしいです

店員のケヴィンさん
 
 
ワンちゃんたちがお出迎え!? ユニークなイタリアンカフェ
BIG DOG DELI
 
 イタリアからやってきた「パニーニ」は、太くて平べったいパンにお好みの具をたっぷり挟み、押しつぶしてトーストしたサンドイッチ。スープと一緒に食べれば朝食にぴったりだし、ランチにもちょっとしたスナックにもOKという大活躍のサンドイッチだ。
 
「犬」に癒されるカフェ!?
 お店の前の立て看板にはかわいらしい白黒の犬の顔がドーン! 入り口にも犬の人形がお出迎えしているかのように置いてある。店内にはかわいらしいフレームに入った犬の写真が所狭しと飾ってあり、それぞれにはワンちゃんの名前もちゃんと書いてある。そんな写真を見ていると、お客さんたちも自然と笑顔になってくる―。
 Seymour St.に面しているガラス張りの店内は、とても明るく温かい雰囲気。スタッフの皆さんも明るく親切だ。おいしいパニーニやスープをいただけるだけでなく、コーヒーがかわいいワンちゃんのイラスト入りマグカップで出てくるのも楽しいところ。『BIG DOG DELI』は、その名の通り「犬」たちが至るところで癒してくれる、なごみ系イタリアンカフェなのだ。

パニーニのサクサク感にはびっくり
 パニーニは、ベーシックな『チーズ&ハム』、人気の『ベジタリアン』、『グリルチキン』、『エッグ』、『トマト&ベーコン』など種類も豊富で、目移りしてしまいそうだ。しかもかなり大きいのに4.95ドルからと手を出しやすい価格設定。
 まず驚くのがその食感。トーストされているパンのサクサク感にはびっくり! さらに中に入っているチーズがとろ〜りと溶け出してきて、食欲をかき立ててくれる。
 『ベジタリアンパニーニ』には、たっぷりのモツァレラチーズとズッキーニがごろごろと入っていて、さらにパプリカ、レタスなど彩りよいお野菜がこれまたたっぷりと挟まれているのでとってもヘルシー。これが大人気の理由かな?

スープもおすすめ
 また、おトクなランチコンビネーションが『デイリースペシャル』として3種類ほどあるのだが、パニーニかサンドイッチにスープがついてたったの5.95ドルからと、こちらも見逃せない。
 スープは日替わりなので、中身はスタッフに聞いてみよう。豆やニンジン、タマネギがたっぷり入った具だくさんの『ミネストローネ』、こってり風味だけどお野菜の香りもいっぱいの『チキンクリームスープ』、いろんな野菜がたっぷりの『ベジタブルピューレ』などが人気。もちもちしたパンと一緒で3.74ドルなら、朝食だけじゃなく、午後にちょっぴり小腹が空いた時なんかにもぴったりな一品では? その他にもラップサンド($4.95)やドリンク類の種類も豊富で、毎日通うお客さんが多いというのも頷ける。
 
明るい店内には犬の写真がいっぱい
ヘルシーさで人気の『ベジタリアンパニーニ』($6.95)
白黒ワンちゃんの立て看板が目印

BIG DOG DELI
住 523 Seymour St. Vancouver
電 604-684-9987
営 月〜金 7:00〜18:00(土日休)

お店のスタッフから一言
美味しいパニーニとスープの朝食で1日快調!もちろんランチにも!

店員のレイチェルさん(左)とキルスティーさん
 
 
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