カナダでもあの味が味わえる!?
「魚定食」

 お盆に載ってやってくるのは、ご飯、お味噌汁、小鉢、そして焼き魚…。いろんな味が楽しめて栄養バランスもいいお魚の定食は、みんなにうれしいヘルシーメニュー。割り箸をパチンと割って「いただきまーす!」 さあ、どれから手をつけよう?
老舗のジャパレスでおトクなランチ定食を
あきレストラン
 炉端焼きや寿司といった“和食の代表メニュー”を取り揃え、バンクーバーに古くからあるレストランの1つとして多くの常連客を持つ『あきレストラン』。味だけではなく、親しみやすいスタッフがいつも楽しい雰囲気で迎えてくれるのもうれしい。


つい和んでしまう暖かい雰囲気

 『あきレストラン』はバンクーバーで最も古くからある日本食レストランとして有名だ。スタッフの皆さんもバンクーバーに暮らして“うん十年”の方々ばかり。彼らが寿司を握りながら、魚を焼きながらしてくれるお話は楽しく、ついつい足が向いてしまうお客さんも多いとか。『あき』ファンの常連さんたちのたまり場のようになっていることもしばしば。

炉端で焼かれる上質の魚たち
  まずおすすめなのは『銀だらの西京焼き』($10.50)。西京味噌の良い香りが口いっぱいにひろがり、プリプリ&フワフワのたらの身がとろける! ご飯とお味噌汁、おつけもの、ポテトサラダが付いていてボリューム面も大満足だ。
 『焼さば定食』($8.50)で使われる鯖は、たっぷり脂が乗ったおいしい部分の半身を1日寝かせているそうだ。「厚みが違います。うちのを食べたら他のは食べられません!」とスタッフが自信を持ってすすめる味。『さんま定食』($8.50)はカリッと塩焼きされたさんまがなんと2尾!!
 また、『サーモン塩焼き』($8.25)、『サーモンバター焼き』($9.50)、『サーモン照り焼き』($8.95)も人気。照り焼きソースには、かくし味として30年間味が守られている“秘伝のタレ”が使われているそうだ。甘辛くこってりとしたコクのある味がサーモンにたっぷり絡みついていて、さっぱりとしたサーモンの身にピッタリとマッチしている。

カウンター席がおすすめ
 お魚は炉端で焼いてくれるのでカウンター席に座ると目の前で焼いてくれるのを見ることができる。『鮭カマ』がある日は、注文に応じて焼いてくれることもあるのでぜひ聞いてみよう。じんわりとした炉端の暖かさと、パチパチいいながら焦げ目が付いていく魚の良い香りを感じると、和食をいただく素晴らしさを味わうことができる。
 焼き魚定食の他にランチメニューでおすすめなのが『焼き鳥どんぶり』。炉端でじっくり焼いた鳥と、薬味たっぷり、自信の味付けのつくねはアツアツの状態で頬張ってほしい。

西京味噌の香りとプリプリの食感がたまらない『銀だらの西京焼き』
「焼き魚定食」というシンプルなメニューだけに、塩加減や焼き加減がとても重要だ

あきレストラン
住 745 Thurlow St.
電 604-682-4032
営 ランチ 月〜金 11:30 - 13:45
  ディナー 月〜木 17:30 - 22:30
         金〜土 17:30 - 23:00
        日 17:30 - 22:00

お店のスタッフからひとこと
バンクーバーで楽しい思い出をたくさん作りましょう。

イチローさん

本格日本料理と炉端が自慢
千代田
 日系企業が多いアルバーニストリートの中で、OKギフトショップの2階に"穴場的存在"のように店を構える『千代田』は、本格日本食レストラン。大きなカウンターに座れば、寿司バーと炉端がすぐ目の前。食事ももちろんのこと、板さんとの楽しい会話も弾むレストランだ。


焼き魚の人気の秘密
 今回の「魚定食」特集で、何人かのレポーターから「私が行きたい!」と熱い要望があった『千代田』。日本人、カナディアンを問わず、「お魚好きさん」たちがこよなく愛するその魚料理の魅力とは一体何なのか?
 千代田の魚定食は、その日に入荷される魚によってメニューが変わる。人気の『銀だら』や『ほっけ』(ともに$10.50)、『塩鮭』($8.95)、『タイカマ』($10.50)などの他に、入荷後その日のうちに一夜干しされる『カレイ』($8.95)や『キンキ』($10.50)など、その種類は豊富。「人気のある魚は、予約の時点で売り切れるんですよ。ただ事前にご予約いただけば、ご注文の魚をキープできます」とオーナーの石井さん。そう、人気のある魚は事前に電話予約することで取り置きしてもらえるのだ。これは千代田で美味しく魚をいただくコツ!
 千代田の魚は全て炉端の網で焼かれる。焼き場担当さんが「串うち」と呼ばれる方法で一匹ずつ串を刺し、長年の経験で培われた技を駆使して炉端の上でジュージューと焼く魚は、何とも良い香りを放ち食欲をそそる。炉端で焼くことにより余計な脂も落ち、表面はカリッと、そして中はふんわりと焼きあがるのだそうだ。

ボリューム満点の魚
 『千代田』の魚は、どれをとってもとにかく大きい。『鯖』($8.95)はなんと半身(一匹の半分)という嬉しいボリューム。脂の乗った『さんま』($8.95)も大きなのを丸ごと一匹。ボリューム満点の魚に大満足間違いなしだ。
 いつ何が入荷されるのか、いつ行っても楽しみな千代田の魚定食。魚はランチ、ディナーともにいただけるので、ウェイトレスさんにその日のおすすめの魚を聞いてみよう。

どれか1つに絞れないほど魅力的なメニュー
 魚以外に、もちろんお寿司もおすすめ。特にランチで行くのがおトクだ。『ランチスペシャルロール』(巻物3本入りで$11.50)や『上ちらし』($15.50)など、夜と同じものが安くいただけるのはランチならでは。また、本物の「蟹身」を使った『カリフォルニアロール』もおすすめだ。
 それ以外に千代田では『チキン照り焼き』、『ビーフ照り焼き』など、焼き物はすべて炉端で焼いてくれる。炉端で焼くことにより余計な脂が落ちたチキンやビーフはあっさりとして、「日本人のお口も満足する照り焼です」と石井さん。
 特筆すべきは特別ランチメニュー。毎週金曜日のみ、『カツカレー』($10.50)がランチに登場。このカレーを楽しみに毎週金曜日に通う常連さんも。魚以外にも嬉しいメニューが満載の『千代田』。これは一度試してみる価値あり!

大きなほっけにびっくりの魚定食($10.50)
明るく開放感がある大きなカウンター

千代田
住 OK BLDG 2F,
200-1050 Alberni St.
電 604-688-5050
営  
ランチ 月〜金 11:30-14:00
ディナー 月〜土&祝日 17:30-22:00
(日曜定休)

焼き場担当さんからの一言
とりあえず1度来てみて下さい。敷居が高いとよく言われますが、そんなことは全くないです。自慢の魚料理をぜひ1度お試しあれ!

お袋の味が恋しくなったらここ!
めしや八べい
 日本を離れて恋しくなるものナンバー1は、やっぱり日本食。バンクーバーにはたくさんの日本食レストランがあるが、本当に懐かしい味にはなかなか出会えない。そんな味にうるさい日本人の舌と心を満足させてくれるのが『HACHIBEI』。まるで日本に居るような、懐かしい感覚が味わえるレストランだ。


気さくなオーナー夫婦が迎えてくれる
 カナダに移住して早30年というオーナーご夫婦が作り出す懐かしい“お袋の味”が魅力の『HACHIBEI』。こちらは定食メニューがメインだ。お客さんの80%が常連だというこのお店、常連客の中にはカナディアンも多いそうだ。やはり心のこもったあたたかい“お袋の味”は、世界共通の“美味しさの合言葉”なのかも知れない。
 魚定食にはご飯、味噌汁、漬物、お魚、小鉢、揚げ物、煮物と、なんと7品もついてくる。これはボリューム満点の豪華版! しかもご飯が3杯までおかわり自由といううれしいサービスもある。小鉢、揚げ物、煮物は数日ごとに内容が変わるので、いつ行ってもバリエーション豊かな定食にお目にかかれるというわけだ。

よりどりみどりのお魚定食
 定食の中で、特に人気があるのは焼き魚と煮魚。日本からの新鮮な魚を仕入れて調理してくれる。「焼き魚も煮魚も、オーダーが入ってから作り始めるので時間がかかる」そうなので、心積りをしておきたい。
 焼き魚定食のメニューは、『アジの開き』($12.75)、『はまちカマ』($10.00)、『ほっけ』($14.00)の他に、『いかの姿焼き』($13.00)など。煮魚も『さんまの煮付け』($14.00)や『銀だらの煮付け』($16.00)、『カレイの煮付け』($16.00)などのチョイスがあり、どれか1つに決めるのが苦しいところ…。
 さらにランチタイムには、特別に『鯖の塩焼き』を8ドルといううれしい価格でいただけるというから、懐に余裕がない人も安心だ。
 その他には『田舎汁』が常連さんたちに特に人気。普通のお味噌汁とは違い、もやし、にんじん、しいたけ、たまねぎ等が入った具だくさんのお汁は、栄養満点で寒い日などには体が芯から温まる。

素材のこだわりHACHIBEI流
 『HACHIBEI』は卵にもこだわる。「地鶏の卵しか使わないのよ」とオーナーの奥様。どんぶりなどのたまご料理は、奥様のおすすめメニューだ。その他、大きなたまご焼きが入った『太巻き』(1本$7.95、半分$4)も、隠れた人気メニュー。その太巻きは、具がたっぷりでかなり食べ応えがある。食べた瞬間懐かしさが広がる味だ。

『鯖塩焼き定食』($11.75)は、大きな鯖がうれしい栄養満点の定食だ
店内は純和風の雰囲気
ボリューム満点の『太巻き』

めしや八べい
住 778 West 16th Ave.
電 604-879-3357
営 ランチ 月〜金 12:00 - 15:00
ディナー 月〜土 17:00 - 21:30
(日祝定休)
【ご注意!】 1月20日まではお休み。
ダウンタウンより15番(Cambie)のバスで約15分。W. 16thで下車。

オーナーからの一言
焼き魚、煮魚などのいろいろな定食があります。おすすめ?そりゃ全部に決まっとる!美味しいものしか出さないよ!
2度、3度と足を運びたくなる定食屋…
番屋
 Kingsway 沿い、London Drugsの脇にある定食屋さん。小さな入り口の店だが、遠くから常連の客が通いつめる。ここに、“幻”の定食がある…。さて、その“幻”の定食とは…?


ダシのうまみが空間に漂う店
 2度、3度と足を運びたくなる店は、どこが違うのだろうか? 某日本人和食評論家によれば、「決して疲れない、柔らかい雰囲気で迎え入れてくれるところ。ダシのうまみが空間に漂っているような店」、そして「ほっとする味の和食で、古い友だちと出かけて、昔話をしたくなる店」だとか。今回、紹介する『番屋』は、いずれの点もクリアしている。

もうひとつの"塩鮭"とは?
 一歩、店内に足を踏み入れると、 “ニコニコ顔”のおばちゃん、きょう子さんがお出迎え。日本の定食屋には必ず必要な要素だ。その笑顔をみただけで、肩の力がスッと抜ける。「魚定食ですよね。全部で5種類あるんですよ。いやー、ほんとは、“幻”の魚定食を召し上がっていただきたかったんですが、今日はすべて完売してしまったんです」。がっかり…。「カマ(頭)がついている魚は、やっぱりすぐ売れちゃうんです」
 “幻”の魚定食とは、『塩鮭定食』(カマ、$6.00)。番屋には2種類の塩鮭定食があるが、このカマの方こそが“幻”なのだ。だから注文するときにはくれぐれも間違えないように。なぜ、“幻”なのか? 「それは、1匹の鮭からは2人分しかとれないから、1日に数人のお客さまにしか召し上がってもらえないんです。タイミングがいいと、ありますよ(笑)。それに、カマっていうのは、実は魚の身の中で、いちばん甘くて、おいしいところなんです」と、きょう子さん。うー、残念…とはレポーター。

『銀タラ』もおすすめ
 そこで気分を変えて、きょう子さんお勧めの『銀タラ定食』($8.00)をいただくことに。小皿(揚げだし豆腐)、ご飯、味噌汁がついてきてこのお値段、うーん申し分ない。脂の乗った銀タラの甘味。口に入れるとジュッーとダシが滲みでてくる揚げだし豆腐。定食注文に限り、プラス1.50ドルで、うどんが付いてくるのもうれしい。他には『サバ定食』($7.00)、『サンマ定食』($ 6.00)がある。
 「魚定食以外にも、うちは丼ぶりものが人気です。『親子丼』、『すき焼き丼』、『カツ丼』、『天丼』、『エビ丼』といろいろありますよ。それから、ビールのつまみに『スジの煮込み』($3.50)なんかも喜ばれます」

カナダ人も焼き魚が大好き!?
 オープンして15年になるが、10年前との大きな違いは、カナダ人が焼魚定食をよく注文するようになったこと。レポーターが注文を待っている間も、白人男性がトコトコと店内に入ってきたかと思ったら、メニューに目もくれず、「Black Cod (銀タラ), please!!!」とウェイターさんに声を掛ける一幕も。
 ふー、今度こそ、塩鮭定食(鮭のカマ)をゲットしなくっちゃ。きょう子さんに、「あまり鮭のカマのことは言わないでくださいよ」と言われていたのにも関わらず、大きく取り上げてしまいました。きょう子さん、ごめんなさーい!!

『銀タラ定食』脂の乗った銀タラの甘味が魅力
おかみさんの笑顔は定食屋さんの命

番屋
住  5615 Harold St.
電  604-433-1303
営  ランチ 火〜日 11:30 - 14:30
ディナー 火〜木・日 17:00 - 21:00
金〜土 17:00 - 22:00
(月曜定休)

お店の人からの一言
関東風な味付けはちょっと濃いめ。でもそれが懐かしいっていうお客さんがたくさんいらっしゃるんですよ。

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