関西で人気の“てっちゃん”をアレンジ
韓国風 てっちゃん鍋
この人が鍋奉行

金 恵玉(キム・ヘオク)さん
 牧師の妻として、3児のママとして、多忙な毎日を送るナニワ系奥様お奉行。在日韓国人の彼女ならではのアイデアがちりばめられた“ヘルシー鍋”の極意をとくとご覧あれ!
その壱 材料を準備
材料リスト(4人前)
  • ホルモン(牛の腸) 350g
  • ハチノス(牛の第二胃) 350g
  • 豆もやし 1袋
  • にら 1束
  • キャベツ 半玉
  • たまねぎ 大1個
  • キムチ 適宜
  • うどん 2玉
  • 合わせ調味料  
  • コチュジャン 約大さじ3
  • みそ 約大さじ1
  • みりん 約大さじ2
  • 砂糖 大さじ1強
  • お酒 約大さじ1
  • 肉の下味  
  • しょうが 1片
  • にんにく 2片
  • しょう油 大さじ1
材料選びのポイント
 関西出身者には感涙モノの“てっちゃん鍋”。その主役である“ホルモン(牛の腸)”や“ハチノス(牛の第二胃)”といった臓物は、カナダ系スーパーはもちろん、日系のお店にもあまりお目見えしていない。そこでチェックしたいのが韓国系グローサリー。冷凍して売られていることが多く、意外に安く手に入る。野菜等も豊富で今回の材料はすべて揃う。

臓物
一見グロテスクだけど、油も少なくて栄養価の高い臓物はヘルシー度満点。
豆もやし
こちらでは希少な“豆もやし”も、韓国系グローサリーでなら簡単に見つかる。

もやしは絶対に“豆もやし”! 普通のものよりも歯ごたえがあって、水分が出過ぎないからいいのよね。

奉行おすすめの店
韓国系グローサリーストア 「Western Market」
 品揃えの豊富さもさることながら、お米をはじめ日系のお店よりも安価で入手できるものもあるので要チェック!(住所 1050 Kingsway)
その弐 仕込み
仕込みのポイント
 はじめにホルモンとハチノスを解凍する。この時、流水にさらすと鮮度が保たれ時間もかからない。次にホルモンの脂を取り除き、食べやすい大きさに切る。ハチノスは1センチ幅に、野菜もそれぞれ切っておく。
 コチュジャン、みそ、みりん、砂糖、お酒をお好みで混ぜ合わせて「合わせ調味料」を作り、下味をつけておいた臓物にまぶす。

この合わせ調味料はなかなかスグレモノだから、多めに作っておくと便利。野菜スティックにつけてもおいしいのよ。
調理用ハサミ
包丁だとツルツルと滑って扱いにくいホルモンも、コレさえあればラクラク。
合わせ調味料
お奉行イチオシの逸品。韓国料理ならではの甘辛テイストを簡単に再現できる。
肉の味付け
しょうがとにんにくのすりおろし、しょう油で下味をつけたら、合わせ調味料を加えてもみ込むように混ぜる。
野菜を切る
キャベツは一口大、タマネギはくし形、にらは5センチ幅くらいに。
その参 いよいよ調理  調理、3つのポイント
ステップ@
鍋の底に肉類を敷きつめ、その上にキャベツ、たまねぎ、もやし、にらの順で野菜を重ねる。一番上にはキムチを置く。
土鍋の代わりに、深めのフライパンや中華鍋でも十分おいしくできるのよ。用具が揃わないからってあきらめないで!!

ステップA
鍋を火にかけ、ふたを閉じる。だしなどは一切入れないので心配だけど、野菜からこんなに水分が出るので大丈夫。
カセットコンロがなくても問題ナシ。電熱器で煮立たせた鍋をぬれぶきんの上に載せておけば、食卓でもアツアツがいただけるわよ。

ステップB
待つこと15〜20分、野菜がしんなりとして肉に火が通ったら完成。スタミナたっぷりの具に赤いスープ、甘辛い匂いが食欲をそそる!!
はやる気持ちを抑えてじっと我慢。あまり早くに火から下ろしてしまうと、食材に味がしみこまないのでNG。
お鍋の後のお楽しみ!
「うどん」
 肉や野菜の旨みが凝縮されたこのスープを活用しない手はナイ! ということで、お奉行は“お鍋の後のお楽しみ”にうどんをチョイス。1袋70セント程度の安価なものでもおいしくいただけるというから嬉しい限り。 ちょっとフンパツして“讃岐うどん”などを使えば、お味もさらにアップ。ある程度まで具をさらえたら、鍋にうどんを投入して加熱するだけという手軽さも見逃せない。「お酒の後のラーメン」ならぬ「お鍋の後のうどん」は、満腹でもなおかつ食欲をそそるから不思議。もちろんごはんを入れておじやにしてもOK。
韓国のラーメンを思わせるような味わいで、どんどん箸が進む。
   
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