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M子さん(38歳) 子供1人 9歳
カナダ人の彼と知り合って結婚したのは日本でした。日本では、カナダ人の彼でも結構稼げるし、子供にも恵まれて、平凡だけどお金にも困らない幸せな結婚生活を送っていました。
私たちがおかしくなったのはカナダに帰ってきてから。今までの生活とはうって変わって、いい仕事が見つからない彼。日本ではチヤホヤされていたのに、こちらに帰って来て現実を見たかのように落ち込んでしまいました。そこへきて、お金がないので私とも喧嘩をするように…。そうしているうちに知り合った日本女性と良くある不倫。色々もめた結果別居し、私が子供と暮らし始めました。
日本に帰ることも考えましたが、やはりハーフである子供が日本の学校でやっていくよりは、こちらの学校に行った方がいじめも少ないと思いました。実際こちらでは片親の子供が沢山いて、それがいじめの対象などにはならないので助かります。お金の面でも、こちらの方が生活費も安いですし、いろいろ援助があるので。しかしカナダにいる1番の理由は、やはり世間体を気にせずに自分がラクでいられるという事でしょうか。子供が物心つくまでは愛情たっぷりそそいで育てたいので、自分の再婚は当分お預けですね。今は子供が一番の宝物です。
(熊子)
こういうカナダ人の男性と、既婚者と知りながら泥沼にはまってしまう日本人女性が多いような気がするのは私だけか?ここだけの話、シングルマザーの事よりも、いかに旦那を奪い取った女が怖いか、と言う話のほうが長かったです。
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T子さん(35歳) 子供1人 16歳
若気の至りで始まった、私のシングルマザー歴はなんと15年。若いってすごい事だと今でも思ってしまいます。それから一人で頑張って育ててきました。日本でしばらく育てた後、自力で移民を取り、カナダに移民してきました。日本でシングルマザーだった時はやはりつらい事が多かった。幼稚園でもどこでも、旦那のことを聞かれて、「いない」と答えた瞬間に始まるバツの悪そうな雰囲気は日本独特ではないでしょうか?自分は全然悲しくないのに、周りが同情してきたり、そういう気遣いが逆にうっとおしかったのを覚えています。
カナダに移ってきてからは世間体が無い、誰も気にしない、という点で精神的に楽な毎日です。金銭的な援助の面では、日本もカナダもあまり変らないような気はします。でもここでは今まで一度もBCメディカルなど払った事ないし、歯の治療も援助がある。おまけに現金での支給も。総合的に考えてやっぱりカナダの方がいいかな。結婚に対してはもう何の魅力も感じないので、これから先もするとは思わないけれど、一人の女性として彼は欲しいかな。でももし、万が一もう一度人生やり直せるなら、次は絶対にシングルマザーにはならないな。
(熊子)
非常にさっぱりと話してくれたT子さん。明るく前向きでしかも美人ときたらこれ、男がほっとかへんとちゃうの?などとかんぐってしまった私。カナダでのシングルマザー生活をエンジョイしている彼女の明るさは、なんか励みになったわ(シングルマザーになる予定は無いけれど)
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S子さん 27歳 子供1人 3歳
最初にカナダに来たのはワーホリで。それからバンクーバーが好きになって、何度も何度も繰り返しやって来るうちに前の夫に出会いました。彼とは出来ちゃった結婚です。私もビザが欲しかったから結婚したんだけど、結局うまくいかなかった。カナダ人の夫は、「その日のご飯が食べられればいい」といういい加減な奴で、息子が生まれても全く親としての自覚が生まれてこなかった。その上、しょっちゅう他の女と遊びまわっているから、とうとう我慢できなくなって離婚しました。
親の勧めで一度は日本に帰ったけど、まわりの冷たい目に耐えられなくなって、半年でカナダに戻ってきました。うちの実家は、結構お金があるから仕送りをもらいながら生活しています。最近新しい彼も出来て、すごくハッピーです。その人はカナダ人なんだけど、すごく子供が好きで、自分も片親で育っているので私のことをすごく理解してくれる。いつかその人と結婚できたらいいと思っているけど、あせらずに行くつもりです。こちらに長く住んでいる人でも日本人の中には、まだまだシングルマザーを軽蔑する傾向があるので、どっちかというとカナダ人と仲良くしています。日本には二度と戻る気がないので、息子には日本語は教えないつもり。カナダ人として生きて行くつもりです。
(熊男)
日本で嫌な目にあったのは判るが、子供には選択の自由を残しておいてあげたほうがいいと思うけどなあ。せっかく2つの祖国があるわけだから、言葉だけでなく、いろんな意味で2つの文化を知ることは財産になるはず。その家の方針だから余計なお世話だろうけどさ……。
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Y子さん 32歳 子供1人 5歳
私は日本人の夫についてカナダにやってきました。しばらくは主婦をやって、バンクーバーで出産しました。私達が離婚したのは、私の浮気が発端でした。語学学校で知り合った日本人の男の子とこっそり付き合っているのがばれて、夫は私に暴力をふるうようになりました。いろんな人が間に入って仲裁してくれたけど、自暴自棄になってしまった夫も若い女の子と暮らすようになり、私達の結婚生活は終りました。そして、そんな時期に妊娠が発覚したのです。
離婚後は日本に帰ることを考えましたが、夫と別れたからという理由で帰ってしまうのが悔しかったから、自分でなんかと生きていく道を模索してみました。私は以前専門職に付いていたことがあるので、それを生かすために学校に通うことにしました。乳飲み子を抱えて勉強することは大変でしたが、親や周囲の人の理解があったからなんとか卒業できました。その後も職探しでかなり苦労しましたが、半分意地になって仕事を見つけ今に至ります。もともと主婦よりも働く方が向いていたみたいで、徐々に昇給して2人が生きていくには十分なお金が自力で稼げるようになりました。
子供といられる時間が少ないのは辛いけど、5歳の娘もそれなりに私の大変さを理解しているようです。しばらくはこのまま頑張ってみるつもりです。
(熊男)
自らが離婚の原因を作ったのは愚かだけど、起こってしまったこと嘆いてもしょうがない。子供にとっては両親揃っている方がベストかもしれないけど、この人の場合は離婚することによって自我を確立できたようだ。まあ、子供は親の懸命に生きる姿を見ているはずだから、頑張るしかないよね。
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熊子の目
「僕のお父さんはステップファザー。生みの親はね、貧乏で若かったから、僕の事育てられないんだって。会った事も無いけど」。こういう事を平気で言えてしまうのがここカナダ。こんな事言おうもんなら同情と好奇の目で見られる事間違いなしの日本。どっちがいいのかわからんけど、人の事ほっとけよ、と、日本に居る頃は良く思ったなぁ。
シングルマザーになった人は、どういう状況であれ、ものすごい決断をしたんだと思う。その後の苦労は想像が容易だし。自分としては、同情の目を向けるよりも、何ごとも無かったかのように振舞ってあげれる優しさを持っていたいなぁと思う。カナダでは色々な人種がいるし、離婚歴があってもあまり引け目を感じる事はないかとも思う。でも、バンクーバーの狭い日本人社会、ある意味日本より日本っぽいので少し怖い気もする。しかし自分の道は自分でしか決められない。他人のたわごとにまどわされずに、自分をしっかり持って頑張って欲しいと思う熊子でした。
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熊の目
日本も離婚率が急激に増えてるとはいえ、まだまだカナダの比じゃないよね。とにかく周囲にも離婚経験者の多いこと多いこと。学校でもシングルマザー、シングルファーザーなんてざらにいるから、誰かがそれでいじめようもんなら、大勢を敵にまわすことになる。数の勝利だ。日本にもこんな時代が来るのだろうか?といっても、親の勝手な理由で別れてるわけだから、子供としちゃあ迷惑な話。まあ、そこにはいろんな理由があるんだろうけどさ。世間体ばかり気にして何十年も仮面夫婦続けている日本の家庭よりはましな気もするけど…。(これってすごくないか)
先進国では婚期がどんどん遅くなる傾向が見られるようだ。いい意味でも悪い意味でも進化しすぎてしまった人間には、もう結婚という古い制度自体がそぐわなくなってきたのかねえ。そんなことを考えました。
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