意外や日本人の口にも合う 「中近東料理にトライ!」
今、何かと注目(?)を集めている中近東エリア。物騒な話題が多いけど、中近東に住む人がどんなもの食べてるのかなあ、なんて食いしん坊は思ってしまう…。そこで、今回の食べ歩きMapでは、アフガニスタン・イラン・ユダヤ料理のお店を紹介しちゃいます!

渦中のアフガニスタン、料理にも注目!

Afghan Horsemen Restaurant

Address:445 W.Broadway, Vancouver
Tel:604-873-5923
Open: Mon〜Thurs 5:00pm〜10:30pm
Fri & Sat 5:00pm〜11:00pm
Sun Closed
 
「アフガニスタン料理」が、どんな料理だか思いついた人っていうのは、以前アフガニスタンに行った事があるか、それとも、アフガニスタン人の友人がいて、その友人が夕食に招待してくれたか、もしくは、「Afghan Horsemen Restaurant」に行った事があるかのどれかではないだろうか?
1974年オープン。カナダで第一店目のアフガニスタンレストラン。東の文化と西の文化の融合場所であったアフガニスタンという国は、4分の3が山岳地帯という地形で、そのため、ほとんどの人が馬を交通手段としてつかっている。だから、レストランの名前も“Afgan Horseman”。その昔、あのマルコポーロも旅の途中に好んでこの国に立ち寄ったという。マルコポーロも食べたであろう、その料理とは…。
外観だけ見ると、「ちょっと大丈夫かなあ…」と不安になってしまうかもしれない。そこは、Oops!を信じて、店内に入ってみてください。入るやいなや、そこはもうアフガニスタン。本格的に味わってもらうために、店の半分は、"The Afghan Room" になっていて、低いテーブルで、クッションを腰にあてて床に座って食事するスタイルが大人気。だから来る前には、予約を忘れないでね!!!
何を注文したらいいんだかさっぱり分からない時におすすめなのは「Special Platter」(2人分$39.95:アペタイザーとメインのセット。)アペタイザーは、ピタパンと2種類のデイッピングソース(ほうれん草とヨーグルトのSaburi mastとレンズ豆のhumus)。これだけでもかなりの量だが、メインがすごい! 御飯の上に、チキンの串焼き、ラムの串焼き、ラムショルダー、なすのチーズ焼、キャベツロールのチーズ焼がど〜んとのっかっているのだ。
オーナー曰く、アフガニスタン料理は、インド料理と地中海料理の中間だそう。さすが、“East meets West”である。料理をさっぱりとお腹におさめるのに、ヨーグルトドリンクの「Dough」($1.95)もお忘れなく。ミントのほのかな香りがさっぱり。こんなおいしいものがあるアフガニスタン、マルコポーロも見逃すわけがないかもね。

イラン料理はあっさりヘルシー志向!

Alborz Restaurant

Address:2168 Marine Drive, West Vancouver
Tel:604-925-6066
Open: Sun〜Thurs 12:30pm〜10:00pm
Fri & Sat 12:30pm〜1:00am

 イラン系カナダ人Yさんが薦めてくれたのが、ここ「Alborz Restaurant」。場所もイラン系カナダ人が多く住んでいるノースショア(ノースバンクーバー/ウェストバンクーバー)。
 レストラン名の“Alborz”(アルボーズと読む)だが、これは、イランにある5600キロ以上の高さの山の名前なんだとか。そのせいか(?)、店内のインテリアはすっきり爽やかなイメージ。
 さて、料理の方は、すべての注文にサービスで前菜が付いてくるのがうれしい。白いお皿に、チーズ・長ねぎ・香菜・パセリ・ミントがそれぞればらばらにおいてあり、ナンでそれらを巻いていただく。実は、この料理には古〜い歴史がある。時はさかのぼり800年前、イランに有名な学者がいて、「食前に緑の野菜とチーズを食べると、胃の消化を助けますよ」と公言して以来、イランの家庭では、食前の「緑&チーズ」が当たり前になったとのこと。これは家庭でも簡単に用意できるから、お腹の調子がよくない人、脂っこいものばかり食べている人は、ぜひ試してみてほしい。 
 オーナーのアリさんが、イラン料理初心者にとすすめてくれたメイン料理は、「Boneless Chicken Kabab, Lamb Kabab, and Trout」($21.95)と「Bghali Polo with Lamb Shank」($13.95)。前者は、チキン・ラム・魚のコンビネーションで、一度にいろいろな味があじわえる。欲張りさんにはピッタリのチョイス。後者は、ローストされたラムにソースをつけて食べるもの。メインにはハーブの香りがするライスがついてくる。どちらの料理も、ヘルシー志向のためか、油の量が抑えられていて、さっぱりとした仕上がりになっている。お腹にもたれるということがないのだ。それもこれも、あの前菜のおかげかな…?! 
 食後には、「Hot Persian Tea」($1.75)をどうぞ。イラン式のお茶の飲み方は、砂糖(通常は クリスタル砂糖)を口に入れて、舌でころがしながらお茶を口にふくめ、砂糖の溶けるのを楽しむらしい。甘いもが好きな人には「Baghlave」($3.50)がいいかも。中近東の代表的なお菓子で、日本人の口にも合う。ヘルシー志向のみんな〜、イラン料理にTRYしてみよう!

手軽にユダヤ料理が楽しめる!

Sabra Kosher Bakery

Address:3844 Oak St., Vancouver
Tel:604-733-4912
Open: Mon-Thurs 8:00am〜8:00pm
Fri 7:00am〜2:00pm
Sat Closed
Sun 9:00am〜6:00pm

 お店に入って店長を待っている間、食材が並べられている棚にふと目をむけると、あちらこちらから「Passover」という言葉が目に飛び込んできた。クラッカーの箱やスープの容器等、いたるところに書かれている。「Passoverとは、何かいな!?」と、店長と会って最初にした質問がこれだった。ユダヤ暦の1月14日に行うユダヤ人の過越しの祭り。昔、ユダヤ民族がエジプトの圧制から脱出したのを記念する日なんだって。「それと、クラッカーの箱とどういう関係があるのか?」といえば、これが大あり。7日間続くお祭りの間、菌を使って作った食べ物、例えばパンやビールを口にすることは許されない。その代わりに、クラッカー(Matzos:マッツオツと呼ぶ)を主食として食べるわけだ。マッツオツ・ボールが入ったスープもPassoverには欠かせないお料理。今では、儀式に関わらず一年中、皆が食べるようになっているらしいけれど…。  
 オープンして10年になるこのベーカリー(店内で食べるスペースも少しあり)、バンクーバーに住むユダヤ系カナデイアン達の御用達の店で、お客さんの半数以上がジューイッシュ(Jewish)!ユダヤ教会シナゴーグも近くにあって、おひげをはやしたいかにもユダヤ人っぽいお客さんもやってくる。Passoverだけでなく、たくさんあるユダヤ人のお祭りや儀式に関連した食べ物が季節ごとに店頭に並べられるので、ちょっとしたユダヤ文化にも触れられる。
 肝心の料理の方だが、店長一番のお勧めは、「Falafel」($4.95)というユダヤ風サンドイッチ。ピタブレッドの中に、まずは、ヒヨコ豆を潰して丸めた4個のボールをいれ、あとは10種類以上の具材の中から好みで4つ選んで、はい出来上がり。取材中、とってもお腹のすいていたレポーターは、ナス・にんじん・ハマス(ヒヨコ豆を潰して作ったディップ)・グリーンサラダはボリュームいっぱい。でもご安心。中身は、豆と野菜だから、ダイエット中の人も、気にせずお腹いっぱい食べられる。
 その他には、サクッとしたパイ皮の「Cheeze Crepe」($2.45)やこってりと甘くて3時のおやつにはぴったりの中近東の代表的なお菓子「Buklava」($2.45)などが人気。
 ユダヤ系の休日は、金曜日と土曜日なので、お店の方も、金曜日は午後2時で閉まってしまい、土曜日はお休みになる。行くときには、必ずカレンダーでチェックを!!


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