ココロとからだのセックス学
 
Dr. Oopyからのアドバイス
 「日本では性教育が乏しく、知識が無い上にカナダで羽目をはずして…」と、取り返しのつかない事が現実にバンクーバーで起こっている。そこで、Dr. Oopyからワンポイントアドバイス!
 まず、カナダと日本ではお医者さんとの付き合い方が大きく違うということを認識しましょう。カナダの女性は、18歳以上又はセックスパートナーがいる場合、定期的に性病検査やPAPTEST(子宮ガン検査)などを受けることが一般的です。避妊についても、さまざまな方法があるので、一人一人に合った方法を、ファミリードクターに相談して決めたりします。しかし、日本では、妊娠するまで子宮ガン検査や性病検査を受けた事が無い、という方が大多数。これは大変危険です。自分の体を良く知る事が大切です。
 短期滞在などでファミリードクターがいない、などという場合、Pine free clinicまたは近くのwalk in clinicなどで相談する事をお奨めします。ピルは望まれない妊娠を防ぐ事は出来ますが、性病などに関して予防になりませんで、注意が必要です。まったく症状の無い性病なども存在しますので、相手を簡単に信用せず自己防衛が肝心です。コンドームは性病を防ぐ効果的な方法。「僕はうまいので膣外射精で」なんていわれても、信用しないで!それはテクニックでもなんでもないよ!
妊娠中絶についてのサポート組織
Crisis pregnancy Centre & post abortion community services

 バンクーバーで予期せぬ、または問題のある妊娠をして苦しんでいる方に、実践的かつ精神的な援助を提供してくれるというCrisis pregnancy centre & post abortion community services。このセンターのカウンセラーであるMarciaさんに、今の現状と問題点などについてお話を聞いた。
「日本の女性を見ていて感じるのは、外国での開放感ゆえに、簡単にセックスを伴う付き合いに発展しやすいという事です。本来の純粋で信じやすいという人柄の女性が、男性の見る目が甘くなった時に、なんでもかんでも信じてしまう。『相手に嫌われたくない』という事で、男性有利な付き合いをしてしまう場合もあります。『彼がコンドームを使うのを嫌がる』『彼が子供は要らないのでおろせといった』『彼を失いたくないので、彼の言う事を聞く』という話を聞く事も多いですね。あなたには冷静に相手を見る目と、いつでもNOを言える選択もあります。頑張って強くなって欲しいと思います。
妊娠にはさまざまな状況があります。結婚していないカップルが妊娠する場合も当然あります。望む、望まないに限らず、おなかの中の子は1つの命です。その命の選択は簡単な事ではありません。その為悩める妊婦さんに対し、私達は出来る限りの協力を惜しみません」とMarciaさん。
このセンターでは、問題を抱える女性に対しメンタル面を中心にセンターを上げてできる限りのヘルプをしてくれるという。思いがけず妊娠した場合、選択肢は3つ。産む、産まない、そしてアダプト(養子に出す)という選択だ。センターでは産む、産まないという選択を迫られている妊婦さんに対し、できる限りのカウンセリング、精神的ヘルプを提供。残念ながら産まないと決心した場合、中絶した後の精神的ケアもヘルプが受けることができる。
その他、フリーのカウンセリング、ビデオや小冊子などでの情報の提供、妊娠検査、中絶のリスク、STDについて、出産準備指導、実践的な援助サービス、養子縁組の案内、レイプ被害者の為の救護、援助サービス、などさまざまな事を行っている。
最後に「私達が日本の女性に伝えたいのは、1人で悩まず『GO GET HELP』『COME AND TALK』。そう、ここに来て話すことにより、道が開けるかもしれません。日本語の通訳ボランティアもいます。プライバシーも勿論保護されますので、安心してください。あなたは1人じゃないんだ、という事を忘れないで」
人間、間違いを犯す事もある。犯してしまった過ちを元に戻す事は出来ないが、その後変わろうと思えば、いくらでもやり直せるのだよ、という希望を与えてくれたMarciaさんの言葉の数々に、心あたたまりました。(熊子)

妊娠、性病のチェックが無料で受けられる!
コミュニティー・クリニック

Pine Free Clinic
1985 West 4th Avenue, Vancouver
Phone: (604) 736-2391
Fax: (604) 731-9479
Mon/Tues/Thurs/Fri : 9:00am-12:00pm
Wednesday: 2:00pm-5:00pm, 9:00am-12:00pm, 2:30pm-7:30pm
Saturday: 1:00pm-4:00pm
(Sat. are Youth Only, 25 and under)


Downtown South Youth Clinic
1065 Seymour Street, Vancouver
Phone: (604) 606-2640
Monday-Friday: 8:00pm - 11:00pm

お役立ちWEB
● Abortion clinics on-line(英語版)
中絶クリニックについての情報や、女性の健康についてのサイト。
http://www.gynpages.com/ACOL/international.html

● ピル110番(日本語版)
日本語でピルについて詳しく説明されている。それ以外にも、避妊についてや、避妊具についての説明なども。非常に為になる。
http://home.att.ne.jp/sea/pill-110/index.html

● sexuality and u .ca
(避妊、性病などについて、正しい性教育)英語版
正しい性教育をもう一度!カナディアンのサイト。サイトのデザインはかなりおしゃれ!
http://sexualityandu.ca/eng/

● Sunday night sex show
(毎週日曜日夜11時から、W NETWORKチャンネ
ルにて)英語版
Sueおばさんが、視聴者のセックスにまつわるさまざまな質問に的確に答えてくれる。英語の勉強にもなる事間違い無し!
http://www.wnetwork.com/shows/sunday_night_sex_show/index.asp

★私の中絶体験談 その1
 学生としてカナダに来た私は、日本での閉鎖的な生活から一変して、こちらでの開放的な雰囲気にすっかり染まってしまい、勉強そっちのけで知り合ったばかりのカナダ人の彼と過ごす時間が長くなっていきました。彼は本当にやさしく、まるでお姫様のように扱ってくれるので、気分は舞い上がりっぱなし。まるで夢のようでした。そんな時、まさかの妊娠。避妊や病気などについて、私に限って大丈夫だと思っていたので、気付いた時にはとてもショックでした。今思えば、彼任せの避妊、そういう事について全く知識の無い私。当然の出来事かもしれません。しかし彼は、「子供は要らない」と言い、自分で病院を探してきて私に行くようにいいました。その行動の素早さに、寂しいやら情けないやら。ただの学生で、結婚する気が全く無い私達。産むという選択はありませんでした。できれば避けて通りたかったカナダでの出来事です。


写真はイメージで、本文とは関係ありません

★私の中絶体験談 その2
 私が、堕胎をしたのは3年前のことです。生まれ出ることのなかった子供の父親は、ワーホリ中にバンクーバーで知り合ったカナディアンの男性です。カナダに来て3ヶ月で知り合って、すぐに一緒に暮らすようになりました。彼は異国の地でとまどっている私に本当に優しくしてくれ、体だけでなく心が通じ合った最高の相手に出会えたと思っていました。しかし、2歳年下の彼はセックスに対して貪欲で、コンドームをつけてセックスすることを嫌いました。当時まだまだ子供だった私は、なんの根拠もなしに「この人の子供なら生んでもいい」と考え、避妊なしのセックスを繰り返しました。その結果当然のように妊娠。そのことを彼に話すと、急によそよそしくなり、私が留守にしている間に家を出て行きました。彼を見つけ出したものの「責任がもてない」と言われ、情けなくなって帰国を決めました。カナダでおろすことは怖かったし、彼との思い出のあるカナダを一刻も早く離れたかったからです。堕胎の経験については、あまり振り返りたくありませんが、それ以後セックスに大して臆病になったことは間違いありません。新しい彼も出来ましたが、セックスを楽しむこともできないし、将来子供を産むことに対しても大きな不安があります。
熊男の目
セックスを“プレジャー”として楽しむ動物は、人間だけである。セックスは基本的には、動物が子孫を残すための本能的な行為だからね。しかし、人間はその崇高な行為をも、楽しみに変えてしまった。つまり“セックスを楽しむ”ということは、猿が立ち上がり、火を使い、文字を書き…っていうのと同じように、人が人であることを証明しているのかもね?ところが、人間はそれを悪用することを覚えたため、売春が世界中にはびこるようになり、堕胎が平然と行われるようになった。そして人間への警告とも言える“エイズ”の登場。なんか宗教地味てきたな…。
 セックスなんて、何人とやろうが、どこの国の人とやろうが、その行為自体は大差のないものだと思う。人間の身体なんて、乳がでかいとか、ペニスが小さいとか多少の差があっても大きな違いはないからね。だけど人の内面は、身体以上に違いがある。個性がある。だからセックスがメンタルなところで楽しめるようになると、もっともっと気持ち良くなれるんじゃない?それが動物の中で唯一セックスを楽しむことを許された人間の、より人間らしい行為なのかもね。
 
熊子の目
 今まで日本で正しい性教育を受けていないおかげで、怖いもの知らずのように無防備に体をゆだねる日本人。無知、の一言で片付けるにはあまりにも怖い現実だと実感しました。改めて、正しい性教育が必要なのでは?と強く思いました。日本にいたら絶対にしないような事でも、ここでは何故かしてしまうカナダマジックが存在すると密かに思ってる熊子です。いや〜、そんなマジックにはかかりたくない(大丈夫、あほにはかからないから)。海外にいてるという現実離れした生活環境の中、寂しさを紛らわそうとして冷静になれていないのか、はたまた本当に相手が好きなのか、見極める時間を持つ、と言う事も大事なんとちゃうかな?
 自分では思っていなかった方向へ物事が進んだ時、焦ったり、落ち込んだりする事もあると思うけど、自分に起こる全ての出来事は、きっと何か理由があって起こるんだと信じています。なので、頑張って乗り越えて欲しいと思います。
NOとはっきり言える強さを持つ。カナダで少し強くなった自分を発見できるといいね。応援してるで〜。
    
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