元気がとりえのキミも、いざという時のために知っておきたい

「病院の行き方と保険」について

 慣れない海外生活、気候や環境の変化からついつい体調を崩しがちだけれど、「カナダの医療システムがよく分からない」「英語力に自信がないから、ちゃんと診察出来るか心配・・・」と、病院から足が遠のいていない?でも、勉強も仕事も遊びも、まずは体が資本だもの、きちんとケアしてもらって、早く治しちゃおう!というわけで、今回の生活ガイドでは、「病院の行き方と保険について」について取り上げてみました。これを読めば、怖いものナシで病院に行けるよ!

 

気になったらまずはドクター探し

 体の調子がおかしい、と感じたら、まずはイエローページで最寄のドクターを探してみよう。探し方はいたって簡単。イエローページの「Physicians」(Doctorでは探せないので要注意!)の欄を開けば、驚くほど沢山のドクターの名前がズラリと載っている。名前を見ると、ヨーロッパ系、中国系、中東系などさまざま。勿論、日系のドクターの名前も載っている。英語である程度コミュニケーションが取れる人は、ドクターの国籍に関係なく、あなたの自宅から近い所にオフィスがあるドクターに診察してもらうのが一番。でも、「日本語じゃないと自信がない」という人は、日系のドクターに診察してもらった方が、言葉の面で心配がない分心強い。あとは、知り合いなどに紹介してもらうのも1つの手。働いている人だったら、職場の上司に良いドクターの評判を聞いてみるのもいいかもしれない。どんなに元気な人でも、いつ病気になるかは分からないもの。なってからではなく、事前にかかりたいドクターを探しておけば、いざという時に安心だ。

(バンクーバー周辺で日本語の通じる医師)

  • アオタ エリコ  914-750 West Broadway 604-876-0711
  • シミズ ケイジ  305-2620 Commercial Drive 604-876-2324
  • ナカムラ R 2523 St. John痴 Street, Port Moody 604-936-7277
  • プーンK キュ  315-6051 Gilbert Rd, Richmond 604-273-3218
  • ホリイ A 501-1750 East 10th Avenue 604-872-1204
  • ワタナベ ヒロコ 118-13798 94A Avenue, Surrey 604-930-0100
    (内分泌科) 1530 West 7th Avenue 604-739-5612

ドクターが見つかったら予約をしよう!

 営業時間内なら自分の好きな時に診察を受けられる日本と違い、カナダでは、診察は基本的に予約制(ウォークインクリニックとエマージェンシーは別)。なので、かかりたいドクターが見つかったら、そのドクターのオフィスに電話をして予約を入れよう。日系のドクターのオフィスの場合、大抵日本語が通じるので問題ない。人気のあるドクターの場合、予約が2週間先、などというのは珍しくない話。早く診てもらいたい場合には、「痛みが激しいので、すぐに診て欲しい」などと告げれば、その日のうちに予約を入れてもらえる場合もある。それでも無理な場合は、他のドクターをあたるか、ウォークインクリニックを利用しよう。

ウォークインクリニックって何?

 ウォークインクリニックというのは、予約なしに飛び込みで行けるクリニックのこと。予約する手間がない上、モールの中など便利なロケーションにあるクリニックも多いので、カナダでは結構人気がある。カナダの家庭では、ファミリードクターというかかりつけの医者を持つのが一般的だが、このファミリードクターが不在の場合などにも、ウォークインクリニックに行けば対処してくれる。また、ほとんどのクリニックが土日もオープンしているので、仕事を持つ人にとってもありがたい。このウォークインクリニックの探し方だが、イエローページの「Clinics」の欄を探せばすぐに見つかる。住所を確認したら、あとは直接足を運ぶだけ。土日のいずれかにかかりたい人は、あらかじめ電話でオープンアワーを確認しておいた方が無難。

緊急を要する症状の場合

 大怪我をした、出血が止まらない、意識がもうろうとしている、など緊急を要する症状の場合には、政府運営の病院内にある「Emergency Room(ER)」へ駆け込もう。車を持っている人なら問題ないが、持っていない人は、タクシーを呼ぶか、または救急車を呼ぶことになる。(救急車は有料。但しB.C州の保険や海外傷害保険に入っている場合は後々カバーされる。)救急車を呼ぶ場合は、911をダイアルするだけ。「Japanese Please!」と言えば、日本語が話せる担当者にかわってくれるので、英語に自信のない人でも安心だ。

保険に入っていない人はどうすればいい?

理由があって保険に入っていない人、海外傷害保険に入っていたけれど、期限が切れてしまったという人が病気になった場合はどうすればいいのだろう?お金に余裕がある人は実費で払えばいいけれど、そうじゃない人はドクターにかかれない?そんなことはない。カナダでは、保険がない人の為に、無料で診察が受けられる「Free Clinic」があちこちに設けられている。特に、婦人科系で悩んでいる若い女性の為に設けられた、女性医師による診察が受けられるクリニックもあるので、悩んでいる人は気軽に相談してみよう。

(バンクーバー周辺の無料クリニック)
  • Pine Free Clinic 
    1985 W.4th Avenue 604-736-2391
    (女性医師による診察、25歳以下のみ無料)
  • Down Town Community Health Clinic
    569 Powell Street 604-255-3151
  • Richmond Free Clinic
    7000 Westminster Hwy(Richmond Hospital内)604-233-3150
  • Youth Clinic East Vancouver
    3425 Clowley Drive 604-872-2511 (25歳以下のみ無料)
  • Bridge Health Clinic (Mount St Joseph Hospital内)
    3080 Prince Edward Street 604-877-8550
  • Bute Clinic (AIDS、STD)
    1170 Bute Street 604-660-7949

海外傷害保険ではどこまでカバーされるの?

 ワーホリや観光などで滞在する人のほとんどが、海外傷害保険に入っていると思う。では、この保険で一体、どこまでカバーされるのだろう?これは、かけた保険金によって補償額が変わってくるが、診察、入院治療費、救援で駆けつけた家族の渡航費用、滞在費用、通訳料、患者が日本へ戻る為の費用、救急車を呼んだ場合などがカバーされる。但し、危険行為と見なされるスポーツ(スキューバダイビング、スカイダイビング、バンジ―ジャンプなど)の事故に関しては通常の保険でカバーされないケースも多い。これらのスポーツをする予定のある人は、あらかじめ別途の保険をかけた方がベターなので、保険会社に問い合わせてみよう。

保険金の請求の仕方

 通常、診察代、薬代共に実費で払い、後で保険会社が返金してくれる。保険金請求にレシートは必需品なので、きちんと保管しておこう。保険を契約した際に貰ったハンドブックの中に、保険請求に関する連絡先が載っている。ここに連絡し、あとは指示に従うだけ。数週間以内には、お金が返金される。ここで1つ、気をつけたいことがある。それは、例えば処方された薬が、処方なしでも買えるもの(タイラノールなど)だった場合、親切な薬剤師さんだと、「これは処方箋を通して買うより、実費で買った方が安いから、処方箋から消しておくね。」と気を利かせてくれたりする。でも、実費で買ってしまうと、薬代を請求出来なくなってしまう。「大した値段じゃないから実費でいいや。」というのならそれでいいけれど、後で請求するつもりならば、「ありがとう。でも、後で保険会社に金額を請求するから、処方箋を通して買います。」と伝えよう。

バンクーバーには唯一、日本人スタッフによるクレーム代行会社があるので、海外旅行保険の保険金請求については、そこにまず問い合わせするのもひとつの方法だろう。
マクラレンズ・トップリス:1−888−888−8992(いくえ、ゆきこ)
 
医療の問題、何でもQ&A

Q:日本で国民健康保険に加入したまま、観光でカナダに来ました。法律が変わり、日本の国保も海外で使えるようになったと聞きましたが、実際はどうなのでしょうか?
A:日本の国保加入者も、海外で保険が使えます。条件は、日本に住所のある人(日本の市町村に   海外転出届を出してある人は対象外)となっています。手順は次の通りです。
@ 受診した海外の医療機関で、一旦実費で支払う。
A その医療機関で、治療内容やかかった費用の証明書を貰う。
B 帰国後、加入の市町村窓口へAの書類と「医療費支給申請書」共に申請する。
払い戻される範囲は、日本国内で保険が通常適用される金額(標準額)から、被保険者の自己負担額を差し引いた額しか支払われません。海外での医療費用が日本国内の標準額より大きな場合は、結果的に超過分を自己負担!ということになる場合があるので、心配な人はやはり海外旅行保険にも加入しておきましょう。

Q:学生ビザで何年かカナダに滞在予定です。長期滞在になるので、出来たらこちらの保険に入りたいのですが、学生の私でも入れるのでしょうか?
A:B.C州の医療保険(B.Cメディカル)には、カナダ市民、永住権保持者の他にも、6ヶ月以上滞在  予定の学生ビザ保有者や、労働ビザ保有者も加入出来ます。但し、B.C州到着後すぐに加入出来る  わけではなく、着いたその月の残りの日数プラス2ヶ月経ってからでないと加入出来ないため、そ  の間は民間の保険に入っておくことをおすすめします。電話、またはウェブサイトにて申請用紙  を取り寄せ、記入後B.Cメディカルのオフィスにパスポート、ビザと共に持って行きます。

B.Cメディカルオフィス
604-683-7151
営業時間:月〜金8:30〜16:00
申請用紙のダウンロードは、www.healthservices.gov.bc.ca/exforms/msp/H102.pdfから可能。
 
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