1月の好調はやはり神風だったのか…!?緒留加が予想していたように、オリンピックのあとは追い風の向きが変わってしまったようだ。どうなるプレーオフ?どうなるカナックス?3月は正念場だぞ〜〜〜。
 

●3月前半のカナックス●

 オリンピックの後、カナックスはまたまた不振におちいっている。直後の26日こそタイだったけど、28日のダラス戦は3−4の延長負け。しかもオーバータイム終了1秒前にゴールされるという不甲斐なさ。3月に入って、2日のミネソタ戦は6−3と圧勝したが、これは相手が格下チ ームだから当然と言えば当然。7日のフェニックス戦は、逆に1−6とぼこぼこにやられてしまった。さらに9、10日と続いたサンノゼ戦も連敗。9日はサンノゼでのアウェイゲー ムで0−2とシャットアウトされ、バンクーバーに戻っての10日は「リベンジだ〜っ!」と思っていたら、第1ピリオドこそ2−1とカナックスがリードしていたものの、結果は4−7と惨敗。しかし12日のナッシュビル戦は5−0と久々のシャットアウト勝ち!いやはや、これからどうなるんだろう…。

●遠のくプレーオフ、イギンラとの差も開く●

 オリンピック前は、ノースウエスト・ディビジョンで2位につけていたのに、このところの連敗であっという間にエドモントン、カルガリーに抜かれ4位。カンファレンスでは11位とプレーオフがまたまた遠のいてしまった(進出できるのは8位まで)。この先、相当がんばらないと8位にもリーチできないかも。ところが…、緒留加のもとには、今日オルカベイ(カナックスのオーナー会社)から、プレーオフのゲームチケットの案内が来たぞ!行けるつもりなのか、オルカベイ?
 個人の不調も響いている。やはりオリンピック前、カナックスのキャプテン=マーカス・ナズランドは、 カルガリーのジェローム・イギンラと並んで(ほんとに同点)、NHLのスコアリング・リーダーだった。がしかーし‥‥ オリンピックでもチーム・カナダで2ゴールあげて大活躍だったイギンラが、 その好調ぶりを持続しているのに対し、ナズランドは失速。今やイギンラと12 ポイントも差がついてしまった上に、順位もコロラドのサキックに抜かれ3位になってしまった。それなのに‥‥。この原稿を書いている12日のナッシュビル戦、ナズランドが奥さんの出産に立ち会うため、ゲームに出なかったのだ。ええ〜〜っ?と思ったのは、私だけではないだろう。だって、初産だったら仕方ないけど、もう3人目の子供だし、 別に奥さんがあぶない状況にあるというわけでもないのだ。チームが大事な時なのに‥‥って考えるのは、日本的なのだろうか?

●3月後半の見どころ●

 中旬から、カナックスは10日間のロード(遠征)に出る。この間6ゲームをこなすわけだが、前半はナッシュビル、コロンバス、アトランタと下位チームが 続くので、ここでどうしても勝っておかなければならない。ナッシュビル戦はシャットアウト勝ちで幸先のいいスタートだった。あとはナズランドがいつチームに戻るかがカギになるかも。早く戻ってこいよ〜〜〜っ!!ロード後半はニュージャージー、NYレンジャース、NYアイランダーズと手ごわ い相手が続く。ここが踏ん張りどころ。このロードで成果を上げられれば、まだ巻き返すチャンスはある。3月最終週はホームゲームが4ゲーム。ナマのポール・カリヤを見たいなら、 30日のアナハイム戦が今季最後のチャンスだ。チケットマスターへ急げ!
 
この選手に注目!

No.44 Todd Bertuzzi  
トッド・バートゥッジ (LW) 
190cm、102kg、カナダ・オンタリオ出身、1975/2/2生れ

 マーカス・ナズランドと対になってトップラインを形成するフォワードの選手。1月、カナックスが絶好調だった時は、このラインが最も得点した。バートゥッジ個人も15ゲーム連続でポイントを挙げ、カナックスのチーム・タイ記録を樹立。あと1ゲームで10年ぶりにこの記録を塗り変えるところまで迫った。起死回生の12日ナッシュビル戦でも2ゴール1アシストの大活躍だった。
 大きな身体を生かしたダイナミックなプレーと、ワイルドな風貌で人気がある。先ごろ、彼のキャラクターの首振り人形が発売になった。カナックスではナズランドに次いで2体目だそう。人形は本物より優しそうな顔をしている。

 文/緒留加(おるか)
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