STEP 3: ウェスタン・カンファレンスのチーム解説 

★各カンファレンスのチーム解説★ 

チーム名の前にある記号は、Oops!スポーツライターの独断と偏見によるチーム評価。
◎とても強い、○強い、△まあまあ、×弱いを表す。チーム名の後のカッコ内は昨年レギュラーシーズンの成績(敗OTはオーバータイムで負けたこと。順位は、レギュラーシーズン中のリーグ内での順位を示す)。コメントのあとは、そのチームに所属している注目の主力選手。カッコ内は、その選手のポジションと背番号。


●セントラル・ディビジョン● 

×Chicago Blackhawks(29勝40敗8引分5敗OT、勝ち点71、22位)
昨シーズンも22位と低迷し、またプレーオフを逃してしまった。だが一昨年トロントからトレードで来たSteve Sullivanが、昨シーズンは自身のキャリアハイ記録を作り、チームのスコアリング・リーダーとなる活躍。今年もAmonteと組んで主力ラインをつくるようだ。
Tony Amonte (RW/LW、No.10)、Steve Sullivan (IW/C/RW、No.26)

×Columbus Blue Jackets(28勝39敗9引分6敗OT、勝ち点71、23位)
昨シーズン、NHLに新加入したチーム。北米4大プロ・スポーツの中で、コロンバスにできた初めてのチームだそうで、地元市民から熱狂的な声援を受けている。そのせいか、初年にして30チーム中23位はなかなか立派。Geoff Sanderson (LW、No.8)、Ron Tugnutt (G、No.31)

◎Detroit Red Wings(49勝20敗9引分4敗OT、勝ち点111、2位)
名将スコッティ・ボウマン率いる名門チームで、97年・98年と2連覇を果たしている。キ
ャプテンのSteve Yzermanをはじめ素晴しいプレーヤーを揃えているが、優勝当時のメンバーが今だに主力となっているため、高齢化が気になるところ。オフにロサンゼルスからLuc Robitaille、バッファローからDominik Hasekを獲得したが、いずれも30代だ。Steve Yzerman (C、No.19)、Sergei Fedorov(C、No.91)、Brendan Shanahan(LW/RW、No.14)、Nicklas Lidstrom (D、No.5)、Dominik Hasek(G、No.39)、Luc Robitaille(LW、No.20)

△Nashville Predators(34勝36敗9引分3敗OT、勝ち点80、19位)
リーグ加入4年目のチームで、昨シーズンは開幕戦を日本で行ない、日本国内にもファンが増えた。元カナックスでバーナビ−出身のCliff Ronningと同じく元カナックスのScott Walkerが主力としてチームを引っ張っている。Cliff Ronning (C/RW、No.7)、Scott Walker (RW/C、No.24)

◎St.Louis Blues(43勝22敗12引分5敗OT、勝ち点103、6位)
大ベテランのAl MacInnisとキャプテン Chris Prongerという2大ディフェンスマンがいる。そこに昨シーズンまでエドモントンのキャプテンだったDoug Weightという大物フォワードが加わり、攻撃力も充実。今年はプレーオフでも上位を狙う。Pavol Demitra (RW/LW、No.38)、Chris Pronger (D、No.44)、Al MacInnis (D、No.2)、Doug Weight (C、No.39)


●ノースウエスト・ディビジョン● 

△Calgary Flames(27勝36敗15引分4敗OT、勝ち点73、20位)
オフにValeri Bureを兄貴のいるフロリダにトレードしてしまったので、今シーズンの主軸選手はJarome Iginlaやフロリダから来たRob Niedermayerになる。さらにトレードで、セントルイスからベテラン・ゴーリー Roman Turekも獲得し戦力アップしている。Jarome Iginla (RW/C、No.12)、Derek Morris (D、No.53)、Roman Turek (G)

◎Colorado Avalanche(52勝16敗10引分4敗OT、勝ち点118、1位)
前身はケベック・ノルディックスで、95年にコロラド州デンバーに移転し、1年目にスタンレーカップをゲットした。その時のヘッドコーチが現カナックスのクロフォードである。2年前のシーズンに大ベテランRay Bourqueがボストンからトレード。昨年はシーズン前から「Rayのためにスタンレーカップを取ろう!」とチームが一致団結。プレーオフでは主力のForsbergをケガで欠きながらも見事優勝を果たし、キャリア20年で無冠だったBourqueに遂にスタンレーカップをもたらした。観客も涙、涙…。Bourqueはこれで有終の美を飾り、引退した。Joe Sakic (C、No.19)、Peter Forsberg (C、No.21)、Patrick Roy (G、No.33)

○Edmonton Oilers(39勝28敗12引分3敗OT、勝ち点93、12位)
80年代にWayne Gretzky、Mark Messierなどの名プレーヤーが在籍し、優勝5回という黄金時代を築いたチーム。その後、低迷していたが96年から復活。しかし、オフにキャプテンのDoug Weightをセントルイスにトレードしてしまった。戦力と精神的な欠落をどう埋めるのか…。Ryan Smyth (RW/LW、No.94)、Tommy Salo (G、No.35)

×Minnesota Wild(25勝39敗13引分5敗OT、勝ち点68、25位)
昨シーズンNHLに新加入したチーム。ミネソタにとっては93年まで存在したミネソタ・ノーススターズ以来のNHLチームだが、ノーススターズは現在のダラス・スターズの前身だった。初年に25位と健闘。Marian Gaborik (LW/RW、No.10)

○Vancouver Canucks(36勝28敗11引分7敗OT、勝ち点90、15位)
昨シーズンは、95‐96シーズン以来遠ざかっていたプレーオフに、久々に進出することができた。レギュラーシーズン最後のNaslundとCasselsのケガがなければ、もっと上位に進めたはず。若手が力をつけてきたことと、オフに大きなトレードがなかったのでチームとしても安定してきつつある。今シーズンは去年よりさらに面白くなるだろう。


●パシフィック・ディビジョン● 

×Mighty Ducks of Anaheim(25勝41敗11引分5敗OT、勝ち点66、26位)
Paul Kariyaと名コンビだったTeemu Selanneを、昨年はサンノゼにトレードしてしまい、ファンはがっかりだった。もちろん戦力もダウンで、順位は前年より6位も下がった。さらに、オーナー会社であるディズニー社の財政難の噂が気になるところだ。Paul Kariya (LW、No.9)

◎Dallas Stars(48勝24敗8引分2敗OT、勝ち点106、5位)
98-99シーズンのスタンレーカップ・チャンピオン。しかし2連覇はデビルスにはばまれ、昨シーズンもカンファレンス途中で敗退した。今シーズンは、セントルイスからPierre Turgeon、バッファローからDonald Audetteらを得て、巻き返しをはかる模様。Mike Modano (C、No.9)、 Joe Nieuwendyk (C、No.25)、Ed Belfour (G、No.20)

○Los Angeles Kings(38勝28敗13引分3敗OT、勝ち点92、13位)
昨シーズン途中で、キャプテンのRob Blakeをコロラドにトレード。オフにはエースのLuc Robitailleがデトロイトとフリーエージェント契約をするなど、入れ替わりが激しかった。そうそう、カナックスからゴーリーのFelix Potvinもキングスに行ったのである。Zigmund Palffy (RW/LW、No.33)、 Adam Deadmarsh (LW、No.28)

△Phoenix Coyotes(35勝27敗17引分3敗OT、勝ち点90、16位)
前身はカナダのウィニペグ・ジェッツで、96年にフェニックスに移転した。昨シーズンはあのWayne Gretzkyがオーナーの一人に加わった。このオフに大型トレードを行ない、キャプテンだったJeremy Roenickも放出してしまった。大外科手術は吉と出るだろうか…。Sergei Berezin (LW) 、Teppo Numminen (D、No.27)

○San Jose Sharks(40勝27敗12引分3敗OT、勝ち点95、11位)
昨シーズン途中でTeemu Selanneを獲得して、得点力をアップ。順位も前年より4位上昇し、安定してプレーオフ圏内に入るようになった。Owen Nolan (RW、No.11)、 Teemu Selanne (RW、No.8)、Patrick Marleau (C/LW、No.14)