日本人の夏、白球の夏、ソフトボールの夏!

「ヤジなし、リードなし、盗塁なし」の正統派フェアプレイ
チロー、佐々木、新庄の大活躍で野球ブームが起こっている今、テレビ中継を見ながらちょっとプレイをしたくなった人も多いのでは?そんなあなたに、Vancouverで多くの日本人が楽しんでいるソフトボールをぜひともご紹介したい。
 ソフトボールの大きな特徴は野球と異なってピッチャーがアンダースロー(下投げ)で投球するという点だ。1チーム9人の2チームが守備と打戦に分かれ7イニングに渡って対戦する。使用されているソフトボールは直径約9cm大の皮製。軽量だが、名とは異なって非常にハードボールで、グラウンドでもほとんど弾まない。そのため守備者とランナーとの接触プレイを防ぎ、ボールに当たってケガのないよう様々なセイフティルールが設けられている。例えば、ファーストベースはグラウンドラインをまたいで設置され、内側が守備者用、外側がランナー用。ランナーはベースの外側を踏んで走り抜けるようにする。ホームベースでも同様、ベースのサードベース寄り端からグラウンドラインと垂直にもう1本ラインが引かれ、ランナーはベースを踏むのではなくこのラインを走り抜けるのだ。
 そしてゲーム時での最重要ルールは「ヤジなし、リードなし、盗塁なし」。特に”ヤジなし”という点に注目したい。全プレイヤーが気持ち良くゲームを楽しむことをモットーとしているため、相手プレイヤーやゲームをけなすようなヤジは御法度。そう、ソフトボールは日本の甲子園球児を観て感じるあの清々しさを、Vancouverで自ら体験できる”好青年スポーツ”なのだ。


ワーホリ、移民、日系人などで結成された準優勝チーム「元気」
回取材した日本人ソフトボールチーム「元気」は結成して2年目と若いチームだが、昨年度の「バンクーバー新報杯」準優勝、「アジアカップ」では強豪の台湾チームを負かし、同じく準優勝を果たした実力派だ。メンバーは学生、ワーホリ、ワークビザ、移民、日系人などそれぞれで、男子のみでなく女子参加者もあり。メンバー同士のコミュニケーションはもちろん日本語。いろいろなステイタスの日本人が集まって和気あいあいとソフトボールを楽しんでいる、まさしく「元気」なチームである。「チームワークと作戦が勝利への最大のカギ。いろいろな状況をシミュレーションして真剣に練習しています。でも、実際は皆仲良くソフトをエンジョイしているだけですよ」と、監督のよしきさん。現在はワークビザでシェフとして働いている。
 練習は毎週日曜日に4面のグラウンドが用意されているゴードンパークで行われ、時にはグラウンドで知り合ったカナダ人チームと練習試合もあり、スポーツを通して日加交流。また練習後には皆でランチや飲みに行ったりメンバー交流も欠かせない。
 そんなチームの現在の悩みはメンバー不足。ワーホリ、学生などビザの関係で日本に帰国してしまう人が多いため、メンバーの入れ替わりも多いとか。「自分でチームを結成するのはムリだけど、ソフトボールを楽しみたい」という人、ぜひ応募してみて!
(連絡先:yoshiki333@direct.ca) 

「元気」以外にもVancouverには多くの日系ソフトボールチームが存在し、その多くは『Oops!』を始め日本語ペーパーのクラシファイドで時折メンバー募集しているので、興味のある人は頻繁にチェックしてみるとよいだろう。
TIPS
●日系人のためのビッグな2大会

アジアカップ:(前年度の優勝チームが企画運営)
9月のレイバーデイ連休
参加費$200/チーム

バンクーバー新報杯:(バンクーバー新報主催)
9月中旬〜毎週日曜日(優勝決定戦まで)
参加費$150/チーム

それぞれ入賞チームには賞金が用意されている! 
※大会時期になると詳しい日程、参加方法などが日本語新聞、フリーペーパーのクラシファイドで広報されるので、参加予定のチームは要チェック。