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| 日系社会におけるカウンセリング・サービスの必要性を感じて、この仕事を始めた熊谷さん。バンクーバーに根ざした日本語の話せるカウンセラーとして、今後の活躍が期待される。 |

熊谷良子(くまがいりょうこ)
高校生時代からカナダに留学。カウンセラートレーニング・インスティテュート卒業後、カウンセリング・サービス・カナダにおいて、幅広い年代の日系人のカウンセリングを行う一方、インターナショナルスクール(高校)でもカウンセラーを務める。また「人権委員会」のメンバーとして日系コミュニティーのために活動している
(連絡先)1202−510 West Hastings St.,Vancouver
Tel(604)581−0956 E−mail pinkdaisy@idmail.com |
「熊谷さんのクリニックにはどんな人達がやってくるんですか?」
熊谷「クリニックに来る方は、20代30代が中心です。またインターナショナルスクールでは、10代の日本人のコ達を中心にカウンセリングを行っています。」
「どんな悩みを抱えた人が多いんですか?」
熊谷「悩みは様々ですし、症状も人それぞれ。しかし、共通して言えるのは、自分の目標をしっかり持っていないとか、自分の姿を捕らえることが出来ないということが原因となって、苦しんでいる人達ですね。日本人の場合は20代後半になっても精神年齢が低い人が結構いるので“これからどうしよう?”とか“そろそろ大人にならなきゃ”と悩でいるその不安が摂食障害(拒食症)やアルコールに依存と言う形で現れたりするようです」
「でも日本人はクリニックに行って心の問題について相談をすることに慣れていませんね」
熊谷「そこのステップは大きいですね。一度来て時間をゆっくりかけて治療して行けば、あとは自分の努力次第なんですが...。例えばホームステイのホストファーザーにセクシャルハラスメントを受けたケースがあります。“それは文化の違いだ”“君が先にマッサージしたじゃないか”などと相手に言いくるめられてしまったら、どこかで自分の中に『恥』のような感覚が生まれてしまう。ついには、それを自分の責任と考えるようになり、そのことが人に話せなくなってしまう。こんな時には、誰かに“あなたのせいじゃないよ”と言ってもらう必要があるのに。でも、そこに行き着く前に叩かれてしまうことが多いですよね。残念なことです」
「つまりクリニックに来る人は、氷山の一角で、もっと多くの人が苦しんでいるわけですよね。でも僕なんか同じような相談のメールを受けても、なんて答えてあげたらいいのか分からなくなることが多くて……。他にワーホリや留学生などがよく陥りがちなケースはありますか?」
熊谷「あまり具体的には言えませんが、日本ですごく外交的だった人がカナダに来て言葉の壁に悩み、そのことがコンプレックスになって、人付き合いが苦手になることがあります」
「それってよくありがちですよね。やっぱプライドの問題ですかね?」
熊谷「そうですね。自分の理想像が高くて、本当はどうでもいいことにこだわってしまう。つまり“いつもカッコよくなければいけない”“クールじゃないといけない”と思い込んでいる。もっと自分を開放して“たまにはつまずいたっていいじゃないか”“かっこ悪いところを見せてもいいじゃないか”といった考え方に変えていくことが大切です」
「それは僕なんかも抱えている問題ですね」
熊谷「私だってそうですよ(笑)。私の役目は簡単に言ってしまえば、相談に来られた方の隠れている感情を引き出してあげること。だから、単に人を分析するのではなく、一緒に何かを見つけたり、考えたりする作業をしていきたいと考えています」
日系社会におけるカウンセリング・サービスの必要性を感じて、この仕事を始めた熊谷さん。バンクーバーに根ざした日本語の話せるカウンセラーとして、今後の活躍が期待される。
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-熊男の感想-
お話していると何か「ほっと」した気分にさせてくれる熊谷さん。今流行の癒し系(?)の美女である。肩に力が入っていなくて、患者さんと一緒に問題を見つめていこう!というスタンスに好感が持てる。ワーホリ世代と同じ世代なので、身近な相談相手になってくれるはず。熊男もしっかり癒していただきました。へへへ。
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