インデックス
・Part1 空手 ・Part3:合気道
・Part 2 柔道 ・Part 4 少林寺拳法
  ・INFORMATION

新世紀の新年を迎えて、今年こそ何か習い事をしてみたい!という人、カナダで日 本の武道(英語で言うと、Martial Arts=マーシャルアーツ)にチャレンジしてみて はいかが? 武道は北米での人気も結構高く、ここバンクーバーでも柔道、空手、合 気道、少林寺拳法など、たくさんのクラスが開かれているというので、稽古にお邪魔 してみることにした。ちなみにレポーターは、全くの武道初心者。日本の武道をカナ ダ人に教えてもらうという不思議な体験となったのだった.....。

Part1 空手

「押忍!」のかけ声とともに、パンチ&キックが炸裂!

空手、といっても様々な流派があるが、今回取材させてもらったのは「極真会 館」。伝統的な空手では、「寸止め」が基本だが、極真空手は、いわゆる直接打撃制 (フルコンタクト)を採用している。つまり、突きや蹴りなどを相手に直接当てると いうもの。それを聞き、恐る恐る道場を覗いてみると.....。

「イチ! ニ! サン!」のかけ声に会わせて、生徒数十名が白い空手着に身を包 んでシャドウボクシングのようにパンチを繰り返すと、拳が風を切る音が聞こえてく る。生徒は若い人を中心に、カナダ人と日本人半々くらい。次はキックの練習だ。ペ アになって一人がキックミットを構え、それに向かって蹴りを入れる。女性も10名ほ ど、顔に汗を浮かべながら真剣な眼差しで蹴りを続けている。なんだか、かっこいい ぞ! 

バンクーバーに3つの道場を持つ極真空手のヘッドインストラクターは、中村龍志 先生。よく通る声で、にこにこ笑顔を浮かべながらも生徒に檄を飛ばしている。 「私の叔父が空手の世界チャンピオンだったこともあり、15歳のときから空手を始め たんです。バンクーバーに初めて来たのは9年前、ワーキングホリデーだったんです よ、押忍(オス)」

と、中村先生。その後空手を普及させたいと、バンクーバーに道場を作った。生徒の 一人、もう10年以上も空手を続けているというカナダ人女性、カトリーナさんは黒帯 !(空手は白帯から始まり、黒帯=初段までに5段階昇級しなくてはならない)息子 が始めたのをきっかけに、自分も空手を習い始めたそう。

「いいエクササイズになるし、ジムに行くよりずっと楽しいから、週3〜4回は練 習しているの」

本当に、数分間蹴りを続けるだけでも相当な運動量。おまけに、練習の締めくくり には腹筋等が待っている。中村先生は涼しい顔しているが、これは結構きつい....。 運動不足な人はついていけないのでは?と心配していたのだが、稽古の途中、レベル 別の練習の時間も作ってくれる。

「空手はスポーツではなくて自己鍛錬ですから、自分の出来るペースでやれば、一 生続けることができますよ。年齢や性別、体力に関係なく稽古できますし、精神面の 向上が最終的な目標ですから。押忍」

とのこと。カナダ人も日本人もみんな、道場を出入りするときには一礼しながら「オ ス、オス」と挨拶。カナダ人と一緒に日本の文化を学ぶのも、非常にいい経験になり そうだ。

バンクーバー極真空手では、トーナメントなども定期的に行っており、12月に行わ れたVancouver's Cupにも、この道場から多数の生徒が出場し、カナダ人の空手ファ ンも着実に増えている。

*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

中村龍志先生 
極真空手カナダ支部、バンクーバー道場ヘッド・インストラクター。90年弐段獲 得、91年バンクーバーに道場を開設。'97年カナダ大会優勝、'99年の全日本ウエイト 制大会中量級ベスト8など国際大会でも活躍中。道場は他にイースト・バンクーバー とリッチモンドにあり、2月からダウンタウンにも新道場開設。

 

 

 

*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

初心者も上級者も仲良く一緒に練習。写真右から3人目の大野貴くんは、空手歴7年 の茶帯(黒帯のひとつ手前)。「カナダ人も一緒なので、日本の道場に比べると和気 あいあいとした雰囲気ですね」

 

 

 

*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*

井麻美さん(空手歴8ヶ月)・川崎ひろみさん(空手歴半年)・増田周子さん(空手 歴2年)。石井さんはビジター、川崎さんはワーホリで、増田さんは学生としてカナ ダに滞在中。とても空手をやっているようには見えない3人だが、一旦道着に腕を通 すと人が変わる!? 「中村先生はとっても教え上手なので人気者。そうそう、奥さま も黒帯なんですよ!」とこっそり教えてくれた。

 

 

             



無断転載禁止
Copyright(c)2001 By J-wave communications All right reserved