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初夏の陽射しと、新芽の緑が眩しい季節の到来です。地元農家の方々とのコミュニケーションを体験してみたいと、ファームステイを考えている人も多いはず。でも、ファームステイとひとことで言っても内容は色々。今回のOops!では、ファームステイのシステムや申し込み方法、実際ファームステイをした人の体験談など、ファームステイに関する色々な情報をお届けします。
ファームステイって何だ?
聞き慣れている言葉だけど、 内容やその実態は分からない事だらけ。そこで、その道のプロフェッショナルに聞いてみました!
世界中で農家とファームステイ志願者の橋渡しとして活躍している機関『WWOOF』(Willing
Workers On Organic Farms)。今回、Oops!では、WWOOF Canadaの責任者、 John
Vanden Heuvel さんにご協力頂き、ファーム・ステイに関するお話を伺ってみました。
Q: ファームステイ・プログラムって一体、何ですか?
ファームステイ・プログラムとは、国内・外からの志願者が現地農家に滞在して、自発的にファームの仕事や家事を手伝い、その代償として受け入れ先から無料の部屋と1日3食を提供してもらうというプログラムで、エクスチェンジ型のボランティアです。ファームの仕事を実際に体験したり、参加者が家族の一員となり接していく中で、農作業を学んだり、生活体験や英語力の向上等、カナダの文化を直接肌で感じることのできる機会を得るものです。
Q:ファームには、どんな種類があるのですか?
一般的には、果物や無農薬有機栽培(オーガニック) 野菜の栽培・収穫、酪農や家畜の世話があります。また、果
物・野菜が混合(ミックス・ファーム)したものが多く、志願者は色々な種類のファームを自由に選択することができます。
Q:珍しい種類のファームはありますか?
場所によって様々ですが、BC州で珍しいものと言えば、二枚貝や牡蠣の養殖があります。ノバ・スコシア州に行けば、ホエール・ウォッチングに関する手伝いがありますし、同州東部に位
置するケープ・ブリテン島には、小さな家屋敷とも言えるような場所で、B&Bに自家用菜園がくっついたようなスタイルもあります。また、ユーコン、ノースウエスト、ヌナブット準州等の北部地方にもいくらかのステイ先はありますし、羊、鶏、一頭の馬、10頭の乳牛を持つ女性達が、牛乳や野菜類の農場を経営していたりと、様々な形態があります。
Q:BC州・カナダ国内には、どれだけのファームステイ先がありますか?
BC州だけでも、少なくとも200軒を上回る農家があります。カナダ全土となると、驚くほど美しいステイ先が合計404軒(2000年度現在)あります。
Q:成功する参加者とは、どういう人ですか?
そうですね。やはり適任者とは、その参加者が自発的であるということですね。自ら進んで努力したり、試みようとする人が結果
的に「いい経験ができた」と考える人ではないでしょうか。さらに大切なのは、もし農業の実用的な経験がない人ならば、基礎英会話力だけは持っているべきです。
Q:志願者から、よく聞かれる質問とは何ですか?
質問は様々ですが、特によく聞かれるのは1日の労働時間(4〜6時間/
1日、5〜5日半/1週)です。次に多いのが、1つの農家にどれだけ滞在する
ことができるかという質問に対し、最短1週間から、受け入れ先の意志にもより
ますが、最長は可能性があればいつまででも、とお答えしています。1つの農家に1〜3週間滞在し、さらに経験や変化を求め、別
の農家に手配・移動していくというスタイルが多いようです。また、不思議なことに日本人志願者はほとんどと言っていい程、ステイ先の家族構成(兼業農家の本職や子供の有無等)を聞きますね。
Q:日本からの渡航者の場合、ビザは限定されてますか?
ビザの種類は問いません。どんなビザ・ステータスであっても参加できます。
Q:
WWOOF Canada への登録やファーム・ステイに参加する際、費用はいくらかかるのですか?また、お給料は貰えるのですか?宿泊費は無料ですか?全般
的な内訳を教えて下さい。
費用はいくらかの用意が必要です。まず、会員になるには、国際郵便為替(International
Postal Coupon)を3枚とC$30が必要となります。会員になれば農家のステイ先を掲載したパンフレットと
会員番号をお渡しします(1年間有効)。ステイ先までの交通費等は、自己負担の対象とな
ります。参加者には、1日4〜6時間、週にして5〜5日半の労働を割り当てられますが、もちろんボランティアなので給料制ではありません。無報酬ですが、その替わりに無料の宿と食事、そして
興味深い豊かな経験が得られます。
Q:健康保険や海外旅行損害保険等の加入は必要ですか?
はい。参加者は全員、健康保険や海外旅行損害保険に加入しておかなければなりません。WWOOF
Canada では、ステイ先での怪我や事故等は一切責任を負いません。

ダウンタウンにある日本語OKのエージェント。細かいサービスと、志願者の希望を相談できます!一度、足を運んでみては?
◎コンタクト・カナダ◎
コンタクト・カナダは、Vancouver や Toronto、Montreal等の主要都市に点在する大規模なエージェント。こちらの特色は「ワーキング・ファームステイ」と「ファームステイ」と呼ばれる2つの種類のファームステイがあること。前者はワーホリ等の労働許可証を持った人達が通
常のファームステイをするボランティアスタイルなので費用も登録料のみ。後者はビザの種類に関係なく、労働に関しても、農作業等を軽く手伝う程度のもので、平均1日2〜3時間、週に2・3日のみと、ファームステイとホームステイが合わさったようなスタイルだ。但し、こちらの費用は登録料と宿泊滞在費が必要になる。「ファームステイ」に参加すれば、英語力や英会話力を養ったりできるので、英語力に問題がある人には、こちらの方がおすすめ。いずれも志願者の意見や希望をうまく取り入れ、適切な農家を選出してくれたり、夜間・休日も含め、24時間緊急ラインがあるのも安心。なにかトラブルに巻き込まれた時でも、いつでもコーディネーターからのアドバイスが受けられる。コンタクト・カナダが抱えているホストの数は200軒以上。種類ももちろん豊富だし、東部は
P.E.I. 州やQuebec州、内陸部では、Manitoba 州、Saskatchewan 州、西部では、B.C.
州 、Alberta州と、その地域はカナダ全土に広がっています。
◎CANADIAN CREATIVE SERVICE◎
一方、CANADIAN CREATIVE SERVICE は、有機栽培法の野菜ファームを中心としたホストを抱えているのが特徴。健康志向の参加者向き。その他漁業を体験できるステイ先や、ログハウス作り等、変った種類のステイ先があり、軒数も275軒を数えます。またきちんと説明会が設けられており、志願者も出発前にファームステイに関する知識を得られるので、安心してステイ先に行く事ができるのも特徴。緊急ラインがあるのも安心。困った時にはコーディネーターが農家の方とお話をしてくれたり、アドバイスも受けられます。但し、まったく英語が話せなかったり、英会話力を養う為だけに行くという考え方の人は困ります。前向きな姿勢で何にでも挑戦する人や、仕事に対してきちんと責任を持てる人向きと言えます。

●WWOOFについて●
今回取材に協力していただいたWWOOFは、ファームステイを希望している人に受け入れ農家に関する情報を提供してくれる機関です。インタビュー中にあるように、WWOOFに登録料を払うと農家のリストを購入することができます。WWOOF登録者は、このリストを使って自分の希望するファームを捜し出し、個人でコンタクトを取ってステイ先を決定することになります。WWOOFと提携している日本語エージェントもあります。(ファームステイに関する情報収集方法の詳細は本紙P4(WEB、NEXTページ)を参照)。


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