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世界中でダイバーとして認定されるための
PADIオープンウォーター・コース
スキューバ・ダイビングを体験したいのなら、まずは正式な団体からダイバーとしての認定を受けなければならない。世界中のダイバーの90%が所属していると言われているダイバー協会PADIでは、オープンウォーター・コースと呼ばれるコースを受講・合格すれば、ダイバーとしての認定カードを発行してくれる。同コースでは、ダイバーが知っておくべき安全対策やダイビング・テクニックなどを、1週間の学科・実習を通
して学ぶことができるのだ。この認定カードは世界中どこでも通用するインターナショナルな物。これさえゲットすれば、世界のどこでも潜れるダイバーの仲間入りができるのだ。さて、その1週間コースの模様を体験レポーターの愛子さんがレポートします。
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なめてかかるな!コース受講前の予習も大切!!
4月29日(土)
IDC(インターナショナル・ダイビング・センター)へ行き、担当インストラクターのAkiさんとミーティング開始。さわやかなジャニーズ系(?!)のAkiさんが、ダイビングについて熱のこもった解説をしてくれる。
「ダイビングを生涯楽しんでいくものと考えるかどうかで、 今後の事(器材購入やレベルアップについて)は決めた方がいい!」と、適切なアドバイスをしてくれた。その後、テキストを渡され、学科授業の前までにやる各単元(モジュール)に設けられている“知識の復習”の説明があり、健康状態の質問に答え、諸注意事項や規約の書類等へ署名をして終了となる。
☆Aikoの一言☆
1つのモジュールは、じっくり読んで回答するまでに3時間はかかるので、コースが始まる前までには終わらせておいた方がいい!そのためにも、コースを受講し始める少し前に登録をして早目にテキストをゲットしておくべき。コースが開始すると、家での学習時間が取れず、学生やバイトをしている受講生は、悲鳴をあげていました。
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4日間、学科とプール実習で基礎知識を習得
5月1日(月)
午後6時、ショップ内にある教室で、受講生の自己紹介から始まる。今回の受講生は私を含め4人。次に、日本語ビデオ観賞。ビデオで映像を見る事によって読み書きした事が復習できる。その後に、Akiさんが、ポイントを押さえながら身近な事を具体例にあげて説明をしてくれる。とても理解し易い。学科終了後、10問の確認テスト。間違った箇所を理解できるまで説明を受ける。さて、頭に詰め込んだ知識を今度はプールの中で実践していくのだ。いざ、水中へ。
真剣に授業に聞き入る学生達
午後9時、受講生の皆とバンに乗ってバンクーバーのウェストサイドにある私立高校のプールへ。プールサイドで3点セット(マスク・シュノーケル・フィン)を装着し、シュノーケルをくわえ一往復泳ぐ。シュノーケル内に水が入った時の吐き出し方やレギュレータークリア(水中で呼吸する為に口にくわえるレギュレーターが口から外れてしまった時、再度正常な呼吸が行える様にレギュ内の水を排除すること)、レギュレーター・リカバリー(レギュが口から外れた時のレギュの探し方)、マスククリア等、水面
下で行われるトレーニングは難易度を増していくばかり。
浅瀬から移動し、3mの深さのある所で中性浮力を実体験する。私はスクイズ(水圧により耳やサイナス等体内にある空間内に不快感を感じる事)を生じ易い質なので、圧平衡(耳抜き等のこと)を頻繁に行った。春はアレルギーで鼻水が出っ放しの私にとって、この耳抜きが心配事の1つだったので、無事クリアでき安心。合図が出され、浮上する。バンに乗ってショップへ戻り、器材の後片付けをし、解散となったのは、午後10時50分頃だった。シーバス組に合わせて、ダウンタウンまで送ってくれた。こうして1日目は、目まぐるしく過ぎていく…。
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5月2日(火)
学科は昨日と同じ様に進行。教室内で器材のセッティングを習う。水中を安全に快適に潜る為の基盤がここから始まっているんだ!と気を引き締めて行う。
笑いをとるのもうまい!インストラクターのAkiさん
プールへ移動し、先程学習したばかりの器材のセットから始まる。水中へ入る前にバディとの総点検、プレダイブ・セーフティ・ドリルを実施。今日はジャイアント・ストライド・エントリーでプールへ入る。新しいトレーニング課題をこなしていく。昨日のおさらいで、マスク・クリアした所、上手くできなかった。インストラクターがちゃんと見ていてくれるので、その度に原因となっている事、適切な処理方法を教えてくれる。何度も練習する事によって、身体で覚える事ができ、実際海へ行った時、効果
的に対処できると思う。
合図が出て、フィンキックで浮上。水面でBCDを脱ぐ時、授業を思い出していた。習った事が必要な状況の時に蘇ってくれば、理解してるんだなあと、少し自信もついた。
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5月3日(水)
本日はOops!の取材で写真撮影が行われた。少し緊張気味の表情をとってみても、Akiさんの楽しい授業では、
すぐに笑い顔へと崩れてしまう。それだけ面白い!
プールでは、昨日までに学んだスキルが、確実に自分のものとなって一連の動作ができていなくては、と思った。カゼ薬を服用したせいか、圧平衡ができず、痛みを感じない高さまで浮上し、再び潜降した。耳抜きの不調で精神的ダメージを受け、その後のトレーニングなど上手く出来なくなってしまったのだった。ブルーなまま、3日目が終わる。スキューバ・ダイビングは、メンタル面
がとても影響するスポーツだと実感する。
☆Aikoの一言☆
インストラクターのAkiさんの解説が何といってもおもしろい!大阪出身の彼は大阪弁
出しで、関東人の私にとって“一人漫才”でも見てる位の、歯切れのいいボケ&つっ込み。テンポ・ノリのある授業で教室を一瞬にしてドッと沸かせてくれる。腕の有るインストラクターなのだ。
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5月4日(木)
学科・プール実習の最終日を迎える。皆、3点セットを購入していた。(海洋実習前に購入する方が割安だから!)ウェットスーツのサイズ合わせを行う。「段々と、ダイバーらしくなってきてるね!」皆、
口々に言う。格好だけでなければいいが…。プールでは、手付きが慣れてきて、皆チャッチャと器材セット完了。新しい方法の、シッティング・バックロール・エントリーにより水面
へ。重たい器材が背中にある状態で、プールサイドにあぐらをかくのは、至難の技であった。そして、水中で万が一空気が切れた時の対処法の1つで、「コントロールされた緊急スイミング・アセント」を実施。「アー」と声を出して浮上していくのだが、自分の吐く空気の長さに、ちょっとビックリ。
全てのスキルを終了する事ができた。瞬く間に過ぎた、充実の4日間であった。

プールでは教室で習った知識を実践
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いよいよ海でダイビング実習!勉強の成果
は???
5月6日(土)
午前10時、ショップへ集合し、学科の最終関門、50題の確認テストが行われた。ドキドキしながら、私達はAkiさんの結果
報告を持つ。見事、全員合格!再度、間違えた箇所の復習をし、午後2時、ショップを出る。いざ、海へ。
ウェスト・バンクーバーのWhyte Cliff Parkへ到着すると、先程までチラチラと降っていた雨はあがり、ギラギラの太陽が姿を出してくれた。まず、初めに、高台より海の状況を観察しながら、ブリーフィング(ダイビングの打ち合わせ)を行う。腰には約10kgのウェイトが、肩には約18kgの器材がドッシリとのしかかり、ゴロゴロした石の上を一歩一歩確実に前進し、やっとの思いで浜辺へと移動。
バディと手を取り合い、4時30分頃、1本目の実習開始。波のリズムに体を合わせ、海へ入る。その時、マスクの下に広がるものは、味噌汁色をした世界だけだった。水面
10mのより悪いコンディションの中でデモンストレーションしなければいけない。苛酷だあ。
途中、水面休息を取り、30分程のダイビングを2本、実習は6時30分頃終了。水道で器材を洗い、頭から温かいお湯をかけてもらい、着替える。同じ苦楽を体験するみんなと意気投合し、海の帰り道、中華料理を食べに行く。レストラン内に、大きな笑い声が私達のテーブルから響いていた。ダイビングを仲間と語る事ができる事を、私は幸せに感じていた。
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5月7日(日)
海洋実習2日目、朝から快晴、気温16度。午後1時30分、1本目のエントリー前に、2頭のアザラシ発見。運が良ければ、水中での遭遇も有り得る?!の期待を胸に、本日のスキルを実施。全てのデモンストレーションが無事終了。2本目はツアーとなり、気持ちにも余裕が生まれ、カニとヒトデを観ながら水中遊泳を楽しんだ。器材の片付け、着替えを済ませ、駐車場横の芝生の上で、インストラクターと一緒にログブックを記録。青空教室みたいで気持ちがいい!
「また潜りに来るネ!」とホワイト・クリフにささやき、午後6時、海を後にする。ショップへ戻り、お世話になったレンタル器材を収納。念願のPADIオープン・ウォーター・ダイバーの申請書類を記入し、写
真を添付して提出。別れを惜しみながら、再会を約束し合い、午後10時、ショップで解散。
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北の海を満喫したくて、
アドヴァンス コースもとっちゃった!!!
5月14日(日)
な・な・なんと欲が出た私はこの上のアドヴァンス・コースに参加。実は、ここから本格的にカナダの海を楽しめる。
オープンウォーターでダイバーとして認めてもらえても、まだまだ個人的に仲間とダイビングに行くなんて自信はない。だから、インストラクターがついてきてくれてダイビング経験を増やし、ナイトダイブや18m以上も潜るディープダイブなど、新しいダイビング・テクニックも教えてもらえるアドヴァンス・コースは魅力的。これから趣味としてダイビングを続けていく人には必須コースなのだと言える。それに、今回はビクトリアという素敵なダイビングスポットが体験できるとあって決心した私。
ビクトリアのオグデン・ポイントは、エントリーするまでが超しんどかったけど、入ると広がる海のジャングルや、深度23mではホタテがパクパク泳いでいたり、巨大なリングコッドにも出会えた。
水中ナビゲーションでは、コンパスを使いこなせ、正方形を描いて、元の地点へ戻る事ができた。そして、陽が暮れるのを待ち、午後10時10分、ナイトダイブを開始。真っ暗な水面
下では、私達のライトに照らされた物だけが、その色をあわらにする。海草の上のエビは、スポットライトを浴びた踊り子の様に私に映った。神秘的な夜の水面
下を知った私は、ナイトダイブの虜となってしまう。
ホテルで乾燥機をかけ、シャワーを浴び、ベッドに入るとバタンキューで眠りに就いていた。
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5月15日(月)
快晴。ブッチャートガーデン近くのヨット・ハーバーでボートに乗り、Saanich
InletのChristmas Pointを目指す。フィヨルドの入り江の様なこの海は、波が無く、穏やかで、緑が青々とした山と隣り合っていて、カナダの大自然に圧巻させられる。観光気分に浸って40分程すると、クリスマス・ポイントに到着。水面
は流れが強く、フロート(浮き)につかまっていないと流されてしまう程。潜降して15m位
まで透明度が悪かったけど、深度30mではクリアで、何かピーンと張りつめる様な静けさと、闇の世界が待っていた。真っ暗な海に、巨大なCloud
Sponge(白くてブヨンブヨンしてる)が奇妙だった。このディープダイブは約15分。水面
休息中、キャプテンのフレッドより、ホットチョコレートの差し入れ。ダイビング後の冷えて疲れた体には、最高の味!2本目のボードダイブは、再び40分程移動し、沈船が見られるポイントで行われた。
ビクトリアの海は、地形も面白いし、生物も豊富。本来のダイビングが持つ楽しさを味わえた。1泊2日の小旅行気分で、本当に楽しかった。5本のダイビングでアドヴァンス・コースのスキルは終了。
(取材協力:IDC Diving Centre Ltd.)
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体験レポーターの後日感想談
カナダの海はリゾート化されていない分、潜るまでと、潜った後がやや
しんどいですが、何といっても破格の値段です。それに、トロピカルな
海とはちがって、カナダの海は神秘的な魅力が満点。また、バ ンクー
バー近郊には潜るポイントが沢山有り、手軽に行けます。海の下がこん
な世界になっているとは…。ダイバーになって、体感して欲しいと思います。お金が許すのであれば、アドヴァンスのコースに進まれる事をお勧めします。カナダの美しい海が、待ってますヨ。ダイバーになったら、Cカード(認定カード)とログブックを携帯して、世界の海でダイビング!しましょ。
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経験の長い日本人インストラクターと
リーズナブルにカナダでダイビング体験!!!
IDC Diving Centre Ltd.
Address:2572 Arbutus St.、Vancouver、
Phone:736-2557(日本語)
カナダでスキューバ・ダイビングのインストラクターを始めて
6年目になるというIDC Diving CentreのAkiさん。今までに、500人以上の人々に北の海でのダイビングのおもしろさを伝えてきたベテラン・インストラクターだ。レポートの中にもあるように、話上手のAkiさんの授業はおもしろくて思わず「早く水に潜りたい!!!」と思わせるほど。でも、「生徒が世界中どこで潜ぐることになっても、自信を持って自分の認定カードを出せるようなダイバーを送り出す」というのがモットーの職人気質タイプの先生でもある。その反面
、生徒がダイバーになれば仲間としてファンダイブにもよく出かける面
倒見のいい先生。
「南国の海はきれいだけど水槽に潜っているようで変化に乏しい。でも、カナダの海は刻一刻と表情が変って“自然を相手にしてるんだ”と実感できる。毎日潜ってもあきない海です」とカナダの海の魅力を語る。「せっかくカナダに来てるんだから、もしかしたら一生見ることがないかもしれない北の海を体験して、海の雄大さを肌で感じて欲しい」とは読者へのメッセージ。それに、カナダでのコースは日本の3分の1の料金、ダイバーになってから個人で潜るのは、日本の10分の1の費用で可能。プラス、カナダで潜れば世界中どこでも通
用するダイバーになれるともいう。あなたも、是非、この機会にダイビングに挑戦してみては?
*IDCがOops!読者のために特別料金を設定しました。詳しくは6月1日号のP19の広告参照。
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